直前期の対策について
USCPAの試験対策について、直前期、いわゆる試験1週間前くらいの勉強法と、気持ちの整理について書いていきたいと思います。USCPAは実際に試験を受験するまでに非常に煩雑な手続きが必要となり、それらを乗り越えなければなりません。そしてそれらの手続きをこなしながら勉強をはじめ、やがて来る試験日に備える必要があります。特に、試験直前期になって緊張が高まってくると、「本当にこのままで良いのだろうか」と不安になることもあると思います。そこで、今回は僕が試験直前期にやっていたことを書いていきたいと思います。もちろんこれは僕個人の対策・意見なので、参考程度にとどめておいてください。では、勉強法と気持ちの整理についてそれぞれ書いていきたいと思います。
勉強法について
僕のサイトを見ていただき、問題集を中心に勉強を進めている人であれば、これまで何度も解いた問題集が手元にあると思います。試験直前期は、この問題集を1週間で全てもう1度解くことを目標に勉強計画を立てます。試験日から逆算して、一日に問題集のチャプターをいくつ終わらせれば1週間で全て復習できるかを考え、毎日その計画に沿って問題集を解いていきます。例えば、問題集のチャプターが全部で14チャプターある場合は、以下のようなスケジュールが考えられます。※試験日は日曜日を想定しています。
- 月曜日:2チャプター
- 火曜日:2チャプター
- 水曜日:2チャプター
- 木曜日:2チャプター
- 金曜日:2チャプター
- 土曜日:4チャプター+総復習
- 日曜日:試験日
もし時間等の制約により、土曜日に4つもチャプターを解くのが難しいと感じる場合は、若干時間に余裕がある平日に3チャプターを解いてみる等の工夫が必要となります。この辺りは各々の生活スタイルによって変わってくると思います。念のためですが、土曜日に全部のチャプターをやる、といった無理な計画を立てるのはやめておきましょう。
シミュレーション問題について
これまで問題集の選択問題を中心に解きまくっていたと思いますが、いよいよ試験直前にシミュレーション問題にも挑戦してみます。とは言っても特別な対応をする必要はなく、問題集にあるシミュレーション問題を解いてみて、その解説を丁寧に読み込む程度で大丈夫です。ここでシミュレーションが全然解けない状態でも焦る必要はありません。シミュレーションとはいえ、選択問題が解ければ必ず解答できるような作りになっています。選択問題で身につけた知識を柔軟に応用すれば解答できる問題で構成されていることが理解できれば十分です。シミュレーションを解くことを通じて、選択問題で得た様々な知識を多面的に理解できるように意識しましょう。
別の教材に手を出すか?
直前に気を付けることとして、これまでとは別の問題集に手を出すことがあります。これまで集中して解いていた問題集とは別の教材に手を出す場合、これまで学習してきた分野をさらに多面的に理解できるというメリットがある一方、絶対にわからずに間違えてしまう問題に出会って落ち込むデメリットもあります。僕も別の問題集に手を出したのですが、全く見たこともないトピックが問題として出てきて、直前期にも関わらず全く知らない分野があるという事実に少し不安になりました。もし知らないトピックが来ても全然不安にならないという人や、とにかく知らない分野をつぶしたいという人であれば、これまでとは別の教材に挑戦してみても良いかもしれません。この点については「別の教材に手を出してみるかは人による」となってしまいます。
気持ちの整理について
直前期の精神面について、USCPAは年に4回受験可能とはいえ、試験までに膨大な時間を勉強と準備にかけてきたことを考えると、試験直前にはかなり緊張すると思います。僕も結構不安でした。そこで、当時僕がどのように自分を落ち着かせていたのかについて少し書いてみます。
勉強する
まぁ身も蓋もない話ですが、とにかく不安に思う時間が少なくなるように勉強をしてました。問題集を解いている間はそちらに集中できますし、さらに知識も定着し更に合格へと近づくので、ある意味一石二鳥でした。不安に思う前にとにかく勉強することにより、ある程度不安をマネジメントすることは可能です。特に一旦不安になるとなかなか抜け出せない人は、不安に思っていると気づいた瞬間に問題集を開いて問題を解きまくりましょう。とにかく目の前の問題集に集中すること。そうすれば不安は解消できます。
これまでを振り返る
僕の経験上、一冊の問題集を5回以上ぐるぐると解いている人は十分USCPAの合格圏内にいると思います。講義を通して得た知識が、問題集を解くことによって血肉として身についているということです。つまり、本番で自分の力を信じて問題を解けば合格することは可能です。もし僕のように、問題集の正答率を記録している人は、自分の成長が実感できるので、これまでの正答率の推移を見返してみると良いと思います。記録を残していない人も、最初に問題集を解いた時と比べて、今の自分がどれだけ解答できる問題が増えたか再認識してみるのも良いかもしれません。やはり不安を打ち消すのは、これまでの準備と実績ですからね。また、最後まで油断せずに勉強を突き進める姿勢も非常に大事ですが、「ここまでやったんだから大丈夫」と開き直るのも同じくらい大事です。
以上で、直前期の対策について終わりたいと思います。本番当日も緊張するかと思いますが、いざ試験が始まれば問題に没頭できるというレベルまで問題集をこなしていれば大丈夫です。頑張ってください。