今回はUSCPA(米国公認会計士)の対策として、USCPA試験をどこで受験すれば良いのかという話をしていきたいと思います。USCPAはアメリカの資格試験ではあるのですが、アメリカだけでなく日本を含む世界中で受験することが可能です。
こちらのページでは、USCPA試験は必ず日本で受けるべきであり、なぜ日本受験がおすすめかという理由を3つほどご紹介したいと思います。僕はアメリカ(ハワイ)と日本(大阪)の2か国でUSCPAを受験したことがあるのですが、それらの経験を踏まえて書いていきます。
USCPA試験は日本で受験すべき
USCPA受験者は、自分が申請している州が日本での受験を認めている場合、絶対に日本で受験しましょう。日本受験は追加で費用がかかってしまいますが、その費用を上回る効果を得ることが出来ます。以下に、USCPAを日本で受験するべき理由をまとめましたので、ご確認ください。
1.普段の環境で挑める
当然ですが、日本で受験する場合、試験日に時差というものが発生しません。普段と同じ生活リズムで試験日を迎えることが可能です。前日にたっぷり睡眠をとることにより、万全の体調で試験に挑戦することができます。USCPAの試験は1科目3時間を超える長丁場になるので、体調が試験後半の集中力に関わってくるため、普段通りの生活の状態で試験を迎えられるという点が非常に重要になります。僕は最初にハワイで試験を受けた際、時差があるし、慣れないホテルだし、夜は隣の部屋のカップルがうるさいし(察してください)、試験前日という緊張がすごいといった状態で、ほぼ寝れませんでした。3時間くらいしか睡眠時間がとれなかったため、最悪の体調で最初の試験を迎えました。日本受験にする場合は時差が無く、自宅(もしくはビジネスホテル)で睡眠できるし、慣れ親しんだ交通機関を利用可能であり、上記のようなリスクを抑えることが出来ます。
2.周辺施設が充実している
日本の試験会場は、僕は大阪でしか受験したことがありませんが、試験会場の周辺にカフェもあればコンビニもあり、試験の数時間前に到着してひたすら最後の追い込みをかけることが可能です。その気になれば試験を受けると決めた後に、試験会場周辺の下見を行うこともできます。また、コンビニがあるので試験直前に飲む栄養ドリンクなども簡単に仕入れることが出来ます。僕が受験したハワイの会場は、一応様々な店が集合しているショッピングセンターのような箇所にあるのですが(日本にない形態のため説明が難しいです)、そこには当時はサブウェイがありました。しかし机は狭くて勉強する環境ではないし、近くにコンビニ(セブンイレブン)はあるのですが売っているものは日本と違うしとあまり気が休まりません。しかもコンビニが少し試験会場から離れたところにあるので、体調が最悪だった初日は僕は試験前にはコンビニが見つけられませんでした。試験後に「コンビニがあったのか・・・」と気が付いたので、2日目のBECの試験の際には活用させてもらったのですが、このように気が休まらないアメリカと比べると、やはり日本受験にしておいた方が日本人にとってはメリットが大きいと思います。
※追記:東京試験会場もお茶の水にありますが、会場のビルの1階にカフェがありますし、近くにコンビニもあります。また、周辺には机も椅子も置いてあります。試験の最終準備をするにはバッチリの環境でした。
3.総合的な費用が安い
もしアメリカで受験することを考えた場合、試験料金に加えてホテル代、航空券代など、試験に関係ない様々な費用が追加で発生することになります。日本受験を選択した場合、これらの費用が発生することがありません。大半の人が受験会場まで車や新幹線で行けると思いますし、仮に日帰りにすることが出来れば余分なホテル料金もかかりません。泊まる必要がある場合も、試験会場近くのビジネスホテルに泊まれば1万円程度で宿泊できる上に周辺情報の下調べが可能です。日本受験にした場合、試験料金に追加のお金が必要になると思うかもしれませんが、日本受験にすることにより得られるメリットがその追加投資のお金で手に入るのであれば費用対効果は抜群です。
まとめ
USCPAは可能であれば日本で受験することをおすすめします。ハワイと大阪の試験会場を比べた際に、試験官の対応などで優劣はありませんでしたが、やはり普段から慣れている日本の環境で試験を受けることにより全力を出すことが可能だと思います。日本で受験すれば合格できるのに、アメリカで受験したことによってコンディションが整わずに不合格となってしまえば、これまでの苦労と費用が水の泡になります。「試験のついでに観光もしたい」という人は、全科目合格してから旅行でアメリカに行き、好きなだけ観光してください。僕の場合、アメリカでの試験は本当に神経をすり減らしました。今からUSCPAを受験するのであればアメリカで受験する倍の費用がかかるとしても日本受験を選択します。
【参考記事】
試験会場等の情報
以上で、USCPA(米国公認会計士)試験を日本で受験すべき理由について終わりたいと思います。仮に日本かアメリカのどちらかで受験するかを迷っている方は、このページを参考にしていただければ幸いです。