米国公認会計士(USCPA)に合格するまでに必要となる時間について、今回はBECの合格までに必要な時間について書いていきたいと思います。

BEC合格までに必要な勉強時間

今回は僕が勉強してきた経験を基準に計算した勉強時間となることをご注意ください。当然ながら、事前の知識や英語力などで勉強時間は増減します。

前提

合格までに必要となる時間を計算するにあたって、講義を見ることや、問題を解くことに対する所要時間の前提を決めておきます。

  • 講義1回:70分
  • 問題1問:90秒

まず講義に関してですが、僕は基本的に講義のDVDを1.5倍速で見ていたのですが、僕の専門学校の講義はDVDで1.5倍速で見ると、平均して70分程度でした。次に問題1問の時間についてですが、専門学校では「本番は選択問題1問につき、90秒で解く必要がある」という方針でしたので、その時間である90秒を採用しました。実際に僕が問題集を解いていた時も、問題を解くのは最初の段階では1問にかかる時間は長くなりますが、勉強の後の方になると1問につき30秒くらいで解けるようになるので、平均すれば90秒でも長めの設定となるかもしれません。

講義にかかる時間を計算

これらの前提をもとに、講義にかかる時間を計算してみます。僕が受講していた専門学校はDVDのコースでした。申し込むと、合計9枚のDVDが郵送されてきました。それらの講義に関して、少なくとも全て5回は視聴しています。これを計算すると以下のようになります。

5回 × 9枚 × 70分 = 3150分

これを時間にすると約52時間となります。僕がBECの勉強時間で、講義の視聴に使った時間は全部で約52時間ということになります。

問題集にかかる時間を計算

僕は問題集として、BISKと呼ばれる問題集を使用していました。BECの問題集については、各チャプターを7回繰り返して解いています。この問題集のBECの合計問題数は807問になります。これを7回解いたことになるので、以下のようになります。

807問 × 7回 × 90秒 = 508410秒

これを時間にすると、約141時間です。僕はBECの勉強で、問題を解くことに対して約141時間を使用したことになります。解説を読む時間を入れるともう少し長くなりそうです。

合計時間

これらを合計すると、約193時間の勉強時間が必要となることがわかります。その時間から、記述問題の内容を確認する時間や、解説を読む時間という「+α」の時間を考慮して「約193時間+α」の時間でBECに合格できるレベルになるという結果になりました。僕は、講義を見た回数と問題集を解いた後に正答率をエクセルに入力して、勉強の進捗を管理していましたが、この結果を見て、そこまで違和感がある時間ではないと感じています。

ただ、注意点として僕はBECの勉強を開始する前に、大学時代にカナダで管理会計の講義を4ヶ月(週1回2時間)受けていたということと、自分で経済学や経営学の本を購入して(こちらは日本語)勝手に勉強していたという事前の知識があります。これらの時間を考慮すると、300時間程度までは合計勉強時間は膨れ上がると思っています。

以上で、米国公認会計士(USCPA)の試験に関して、BEC合格に必要な勉強時間についてを終わりたいと思います。