米国公認会計士(USCPA)について、僕が勉強を開始したときに、どの程度のスキルだったのかについて書いていきたいと思います。ここは各自に差があると思いますので、この情報を見た後に「合格までの勉強時間」を参照して、どの程度の時間がかかるかを概算してみてください。
前提
僕はUSCPAの勉強を本格的に開始したのは社会人になってからとなります。他のUSCPAのブログを書かれている方のスペックを見てみると、ギョッとするくらいハイスペックな方が書かれていたりします。数か月で全科目合格とかどうすればできるのやら。僕は、合格までに以下のものを捨ててUSCPA試験に挑みました。
- 仕事上の評価
- 約1年という時間
- 数十万円を超えるお金
これくらい人生に負荷をかけてようやくゴールすることが出来る資格だと思っています。このように、僕にとっては人生で最も難関であったUSCPAの資格ですが、受験を開始したときにどのようなスペックだったのかについて書いていきたいと思います。特に、USCPAに関する「会計」と「英語」関連について書いていきます。
勉強開始時のスペックについて
・英語
まず、生まれてから大学生になるまで海外の地を踏んだことはありませんでした。飛行機に搭乗する経験は、小学生のときに家族旅行で沖縄にいった経験程度でした。生まれてから大学受験を行うまで、英語とは一切縁がない人生を送ってきました。正直にいうと、大学受験を決意するまで英語は大の苦手でした。
つまり、大学受験で初めて「受験英語」で真剣に英語を学び始めました。ただし、僕が受験を開始したときの英語の偏差値は予備校の「センター模試」のようなもので全国で30程度。高校の偏差値も今確認すると40程度。そりゃそうなるわな、と一人で感心しました笑。この受験生時代に、実戦ではあまり使えない受験英語を叩き込み、大学受験の試験日には偏差値は60程度まで上げることが出来ました。色んな疑惑がついているビリギャル(古い?)とか比較にならないレベルの上昇だと個人的には思うのですが、どうでしょうか。
ただ、大学時代にも英語を勉強して、単位交換制の交換留学で8ヶ月間留学を経験しています。これは「USCPA受験を決意するまで」に書いた通りです。この時、会計学の講義を受講し、問題を解きまくっていました。ただこれは日本の簿記3級程度の内容でした。
これらの経験を踏まえて、僕が受験を開始するときのTOEICの点数は800点代の後半でした。これは就職活動を行っているときに仕方なく受けたものですが、社会人になって強制的に受けたときは930点でした。ちなみに僕はUSCPA受験者としてTOEICはあまり好きではありません。
・会計、数学について
勉強開始時には簿記3級を持っていました。これは、大学の講義で大原の講師が簿記を教えてくれるという講義があり、単位を取得するついでに簿記もとれてラッキーと思ったので受講した講義で、最終的に運よく合格することができたものです。
また、上記にも書いた通り、僕は留学中に英文会計についてはある程度勉強していました。ところが、USCPAの勉強を開始するのはこの経験より1年以上あとのことになるので、この時に勉強した以上のレベルについてはUSCPA受験開始時に全て知ることになります。具体的にいうと、英文会計入門レベル、特に英単語については割と理解していましたが、中級やUSCPAレベルの内容となると理解していなかったというレベルになります。
数学については、いまだに好きではありません。正直苦手です。上記の偏差値40程度の高校時代は、常に赤点&補習組でした。高校のテストで10点以下をたたき出したこともあります。今でも公式に利用されている記号を見ると「うわぁ・・・」と感じます。USCPAの試験では電卓を使用することが可能なので、数学が苦手な人でも問題ありません。足し算、引き算、掛け算、割り算が出来れば大体OKです。
まとめ
これらのスペックで勉強を開始して、必死に勉強して1年で無事に全科目合格することが出来ました。USCPAの試験で英語と会計、どちらが大切かと言われると僕は英語だと思います。英語がそこそこ読めるレベルであれば、あとは理解と問題演習の繰り返しが重要になると思います。
しかし仮に英語が得意でなくても、USCPAの勉強を続ければ英語が得意になると考えています。TOEICという試験の勉強をするのであれば、先にUSCPAの勉強を通して「英語で何かを学ぶ経験」を積んだ方が何倍も効果的と僕は思います。1科目でも科目合格が出来れば、どれほどTOEICが意味不明な試験なのかを身をもって知ることになると思います。
以上で、僕の勉強開始時のスペックを終わりたいと思います。