米国公認会計士(USCPA)ライセンスのCPEについて、今回は僕が使用しているCPE Depotでの単位取得までの流れについて書いていきたいと思います。どのような流れで単位を取得するのかをイメージしてみてください。
CPE Depotでの単位取得の流れ
まずは以下のサイトにアクセスします。
画面の右上に「Log in」とあるのでクリックし、そこからアドレスとパスワードを入力してログインします。まだ登録していない方は、新規登録が必要になります。
ログインすると、自分のアカウント用のページに入ることが可能ですが、ほとんど見た目はログイン前と変わりません。
コースを新規に取得する
今回はすでにメンバーシップをweb上で購入済みと仮定して話を進めていきます。ちなみにメンバーシップの購入はクレジットカードの情報があれば、一瞬で終わらせることが出来ます。
まず、ページの左側に用意されているBrowse Courseという箇所の中から、自分が今日のある分野をクリックします。ここからコースの内訳をみることが出来ます。ちなみに、以下の分野が用意されています(最新情報は確認してください)。
- Accounting
- Accounting (Governmental)
- Auditing
- Auditing (Governmental)
- Regulatory Ethics
- Regulatory Review
- Taxes
- Finance
- Business Management & Organization
- Specialized Knowledge & Applications
- CFP Registered Courses
- Webinars
- IRS Registered Courses
これらの分野をクリックすると、さらにこれぞれの分野に沿ったコースが登場します。それぞれのコースにはそのコースを終わらせることによって取得できる単位数が記載されています。具体例としては、上記の「Accounting」をクリックした後に、コースとして「Accounting for Derivatives」が3単位ということを確認することが出来ます。
そのコースをクリックすると、コースの説明、内容、レベル、目的などを確認することが出来ます。その後、「Take This Course」という箇所をクリックすればコースに進めることが出来ます。
コース選択後
受けるコースを選んだ後は、コースのテキストWEBで見る、もしくはPDFでダウンロードすることが出来ます。ずっとパソコンを見るのがしんどいという人は、PDFを印刷しても良いかもしれません。ただコースによっては100ページ以上になり、印刷時間とコストがかかるので、僕はPDFをソフトで開きながら勉強しています。
基本的にコースの中には複数の小テスト(Review Question)が用意されており、それらを全て解答した後に最終試験が受けられるようになっています。その最終試験で70%以上の成績を残すと、無事にそのコースの単位が取得できるということになります。
この小テストなのですが、実は正解か不正解かは解答の選択肢をクリックした瞬間にわかるようになっています。そして、一度回答した問題はすぐに選択肢を変更できるようになっています。つまり、正解するまで選択肢を変更することが可能なのです。つまり、小テストは全部正答するまで選択し続けて、一気に最終試験まで進めることも可能となっています。
※追記:普通に小テストを飛ばしていきなり最終試験まで進めることができました。大丈夫かCPE Depot。
そして最終試験はPDFのテキストを読みながら受験することが可能なので、PDFの検索機能「Ctrl+F」を利用しながらあっさりと正解を探すことも出来るようになっています。ひどいときには回答の文章に入っているそれらしい単語で検索すると文章そのものがヒットすることもあります。ちなみに最終試験には時間制限はありません。
最終試験は選択肢を選んでもその場で正解か不正解かはわかりませんが、この方法を行えば単位は比較的短い時間で(とは言っても最終試験が100問を超えていたりすると時間がかかる)取得できるようになっています。ただ、当サイトとしてはこの方法では力はつかないのであまりお勧めできません。
コース終了後
最終試験を突破すると、Certificateという単位の証明書のようなものをPDFで手に入れることが出来ます。このCertificateはマイページからいつでも確認することが可能です。この証明書を使用して、自分がライセンス登録している州のサイトに記載していくことになります。
以上でCPE Depotを利用して単位を取得するまでの流れを終わりたいと思います。次は、取得した単位を州のCPE登録サイトに申告する方法を書いていきたいと思います(参考記事:CPE単位の申請方法)。