上野動物園で数々の動物のケツを見た話
タイトルの通りだが、先日、上野動物園に行くことになった。実は東京に出てきたから10年以上の月日が流れているが、隣の国立科学博物館には何度も訪れたことがあるのに、上野動物園には行ったことがなかった。
たまにはのんびりした休日も良いだろうということで、上野動物園を調べてみたらなんと入園料は600円とのこと。今時、都内で何らかの余暇活動をしようとしたら無駄に高い料金を払わされる状態に慣れている身としては、とんでもない低価格に驚愕することになった。こんなに安いならもっと頻繁に訪れていれば良かった。とはいえこれからも都内にはいるのだから、頻繁に通えば良いだけだ。
さっそくチケットを購入し、園の中に足を踏み入れる。色々と歩き回ってみるうちに、違和感が大きくなってくる。何だ。何かがおかしい。じっと状況を観察していると、大きく分けて2つの事象に自分がとらわれていることに気が付いた。
まず1つ目として、「整備中」の割合が地味に多かった。これは時期的なものも当然あると思うが、園内に用意されている檻やガラス張りはかなりの数なのだが、結構な割合で中身が「整備中」となっており動物が見られない、という状況だった。最初は特に気にしていなかったのだが、歩き進めるにつれて何度も整備中の看板を見るにつれて「え?ここも?」となることになった。それ単体で来るとそこまでの不快感はないが、頻発すると「またか!」となるという不思議な心理状態を味わうことができた。
そして2つ目として、展示されている動物のうち、コアメンバー(と呼ぶべきだろうか)の有名どころの動物の大半がケツをこちらに向けており、動物を見て回るというよりは動物のケツを見て回るという何とも言い難い状況になっていた。軽く思い出せる限りでこちらにケツを向けていた動物はシロクマ、クマ、いろいろな鳥、カバ、サイなどである。しかも、ケツを見せつつも微動だにしないため、写真を撮る機会はほぼなく、帰宅後に見返して唯一残っていた写真がこれだ。

繰り返しになるが、家に帰って写真を見返したらガチでこれしか残していなかった。ただ、私はバクが好きだ。なのでこの写真しかないことに文句を言うつもりは毛頭ないのだが、私が上記で気が付いた「ケツしか見ていない」というのは、この写真の右側にいるケツを向けているバクのスタイルを見ていただければご理解いただけると思う。基本的に有名どころの動物たちは全員この姿勢だったのだ。そりゃ写真も撮らないわ。
過去の記事で上げている通り、シンガポール旅行中にもナイトズーでなかなか悲惨な目にあっているので、私はどうやら動物園では何かしらのハプニングが起きる星の下に生まれているのかもしれない。ただ、上野動物園はその気になればいつでもいけるので、次に行く時はよりよい体験となるようリベンジしたい。聞いた話では動物たちは朝だとやる気があるが、時間が経つに従って割とダラダラし始める(=疲れて寝てケツだけ見える)らしいので、次は早めの時間から挑戦するつもりである。
最後に、ここからは自分用の備忘録である。昼食として軽食変わりに園内にあるカフェでやきそばと肉まんを買ったが、合計約1,000円とお祭り価格だったので、次回は園内に入る前に上野駅のNewDaysでご飯を買っておく必要がある。コンビニのご飯を持ち込めば費用対効果が高く、満足度の高い動物園体験となるだろう。