シンガポール旅行記2

シンガポール旅行記その2

前回の記事「シンガポール旅行記1」からの続きになります。今回もキャラがいつもと違います。

2日目

さて、昨日は飛行機内で一睡もしていないのにも関わらず、シンガポールの見どころを結構盛り込んだ日程となった。おかげで疲労感がマックスであり、友人宅で目を覚ました時にはすでに昼前になっていた。月曜日なので、当然友人は会社に行っていた。なんていい人なんだ。

2日目の目的は優れた教育機関の視察にいくことだった。そう、大学院である。特に、非米国系であるにも関わらず、MBAランキングで上位に常連となっている「INSEAD」を見に行くことにした。INSEADとはフランスとシンガポールにキャンパスを構えるビジネススクールであり、世界中から優秀な人材を集めることに成功してる学校である。日本にも一応MBAは存在しているが、世界ランキングとなると全く相手にされておらず、GDP上位の国としてはあまりにもお粗末な結果となっている。ビジネスに関してはマシな国であるにも関わらず、それを教える教育機関がクソとはあまりにも情けない話である。

さて、INSEADはシンガポールの鉄道であるMRTのBuona Vistaという駅から歩いて10~15分くらいの距離に存在している。意外に近いと思うかもしれないが、太陽がさんさんと降り注ぐ中を10分以上歩くのは思ったより体力を使用することになる。事前にきっちり生き方を調べていかないと、僕のように余分な体力を使うことになるので注意が必要だ。そこで、今後INSEADを見に行く人のためにできるだけ多い情報を載せておこうと思う。

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まずはこれが最寄り駅となる。そして改札を出ると、大きめの地図が看板として置いてあるので、そこでじっくりと道を見定めることになる。

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このような看板が見えると思う。拡大してもらえばわかるが、僕が道に矢印を書いておいた。この通りに進めば行けるのだが、僕レベルの方向音痴だとこれでもわかりにくいかもしれない。そこで、もう少し具体的に写真と情報を使って示していきたいと思う。

まずは駅の右下にMOE(Ministry of Education)と書かれている箇所があると思う。とにかくこの建物を目指してほしい。その辺にいる人に道を聞けば、シンガポール人は親切なので問題なくこたえてくれると思う。というか近いので駅の周りをぐるっと歩いていればいずれ見つけることが出来る。

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この建物だ。そしてこの写真にも書いてある「North Bunoa Vista Road」という道をひたすら歩いていくことになる。MOEの目の前に、大きめの交差点があるので、MOEを背にする形でNorth Bunoa Vista Roadをひたすら歩いていけばOKだ。この写真から見て、右の方面に進むことになる。暑いけど頑張ってほしい。

上の地図の矢印が切れているあたりまで来ると、もうINSEADに到着しているみたいなものだ。この地図で切れている箇所には交差点があり、その交差点の一角にINSEADは存在している。

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North Bunoa Vista RoadをMOEを背に10~15分程度歩いていくと、このような看板を目にすることになる。途中に何度も交差点があるがまっすぐ歩く必要がある。少し先に見える交差点の一角に、INSEADが建っている。もう少し歩くと、

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とうとうINSEADの看板を見つけることになる。ここまで書けば僕レベルの方向音痴でも到着できると思う。ちなみに僕は結構North Bunoa Vista Roadを見つけるまで時間がかかった。

さて、実際にINSEADの中に入ってみる。「す、涼しい」あまりの暑さで汗がダラダラ出ていた僕としては、非常に冷房がありがたかった。この勢いで、色んな箇所を見てまわり、どのような人が学習しているのかしっかり記憶しておこうと意気込んだ。なんにせよ世界最高峰の学校のひとつだ。その生徒から出るオーラや学習態度には非常に刺激をうけるに違いない。学生の比率も調べて、如何にグローバルな学校かを見てみるのも楽しそうだ。日本人はいないのか。勝手にテンションがあがる。しかし、校内を歩き始めてすぐに、僕は違和感を感じとることになる。

「人が・・・いない?」

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いない。

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人が。

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人が、いない。

そう。この時期は夏休み寸前だったので、人がいないのである。これには参った。わざわざシンガポールまで来たのはいいが、なんと夏休みで人がいないという事態だった。自分のリサーチ不足とアホさ加減に笑いがこみ上げてきたのだが、あるモノを見てピタッと動きを止めることになる。

それが以下の写真である。

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普通に紅茶やコーヒー、ドリンクなどが置いてあるのである。

「え?無料なの?」

とひたすら独り言をつぶやく変なやつになってしまった。エアアジアでブランケットを借りようとして料金がかかるというトラップに引っかかりそうになった僕としては、この状態で放置されている飲み物が不思議でならなかった。なんとドリンクが入っている冷蔵庫は鍵がかかっておらず、普通に開くのである。

「え?無料なの?」

とまた同じつぶやきを繰り返す。誰も聞いていないのに痛々しいことこの上ない。ここに、「世界最高峰のビジネススクールの中心でドリンクが無料なのかを呟く男」という悲しい構図が完成してしまうことになる。結局、無料じゃなかったときにトラブルになるのが怖くて何もせずに帰った

世界は広いと言えども、INSEADでドリンクが無料なのかをひたすら悩んで帰った人はいないだろう。

ちなみにこの後は別のシンガポールで働いている友人とクラークキーと呼ばれる飲み屋が集まるところで飲んで非常に楽しかった。海外で働くのも意外に楽しいらしい。この友人との食事が無ければこの日は悲惨な結果だったと思うと感謝である。

そして帰路につき3日目を迎えるのであるが、3日目もまた悲惨なことになる。

次の記事:シンガポール旅行記その3

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