大学生でバイトするのは時間の無駄

文系大学生の君へ。とにかく勉強しよう。

大学生の君へ

今回は大学の文系学部に通っている人に向けて書きたいと思います。なぜかと言うと僕が文系だったからです。理系の人にも当てはまる話と言えると思うのですが、とりあえずは文系に向けて書くことにします。もし理系の人も可能だと思えばぜひ挑戦してみてください。学生の君には意味が分からない発言に聞こえるかもしれませんが、卒業する前くらいにこの記事の意味がわかると思います。

バイトはやめるべき

もしあなたがバイトをして小遣いレベルのお金を稼いでいるのなら、すぐにやめるべきです。特に、周囲の皆がやっているような、家庭教師、居酒屋、コンビニなどで、ただお金のためだけに終業時間を待ち望んで何も考えずにダラダラと時間を過ごしているのなら即やめた方が良いです。あなたの人生における「大学生」という時間は社会に出る前のもっとも貴重な時間です。バイトという無駄なことにダラダラ時間を使うのであればさっさと辞めて別のことに時間を費やしましょう。

ただ、あなたが信念を持ってバイトをしている場合、話は別です。例えばセブンイレブンで仕入れや商品の陳列などを通して、小売り業者の視点をどうしても学びたいという場合や、マクドナルドでバイトしてチェーン店の効率的なオペレーションシステムを学びたいという場合や、IT企業で自分が学習したプログラミングのアウトプットをしながらバイトしている場合など、何らかの目的があってバイトしている場合は何もやめる必要はありません。しっかりとバイトして、極限まで覚えられることは覚えて自分の血肉としましょう。そうでない場合、即刻そのバイトはやめるべきです。では、ダラダラと小金のために時間を捨ててバイトをしている人は、代わりに何をするべきでしょうか。

勉強するべき

そうです。勉強をするべきです。これはよく言われる「学生なんだから勉強するべき」というわけではありません。ちゃんとした理由があります。まず、所属している大学のホームページを見てほしいのですが、基本的に大学には「成績優秀者用の奨学金」というものが用意されています。例えば「学部内で成績上位3%に入れば学費が半額になる」といった奨学金です。勉強して、これを目指せば良いのです。仮に私立の大学だった場合、学費は年間で約100万円となっています。ここで、年間の学費が100万円として、半額の50万円が免除になった場合、月で割ると以下の計算になります。

500,000円÷12ヶ月=41,667円

これは実質勉強しながら月に4万円稼ぐのと同じ意味になります。これは学費が高ければ高いほど金額が大きくなります。僕の場合は月に4万円を超える削減となりました。

はっきり言います。あなたも周囲を見ればわかると思いますが、文系の人間は驚くほど勉強しません。バカばっかりです。バイトに費やす時間を勉強に費やすことで、割と簡単に上位数%に入ることは可能なのです。すると、成績上位という結果に加えて、お金を手に入れることが出来ます(厳密にいうと払う学費が安くなる)。つまり、勉強してお金がもらえるという最高の仕組みなのです。

成績上位に入るメリット

さらに、学部内で成績上位に入ることにより、通常の人では得られないような様々なメリットを得られることになります。

1.選択肢が増える

まず、将来においての選択肢が増えます。仮に社会にでたあとにもう一度勉強がしたくなり、大学院に挑戦しようと思うと、ひとつの壁としてGPA(成績)が登場します。僕の友人も社会に出てから海外MBAを目指そうとして、GPAの壁にぶち当たり、勉強しておけばよかったと嘆いています。また、国内の大学院に応募する際も、ほぼ間違いなくGPAは見られることになります。大学生の間は大学院に行くなんて微塵も想像できないかもしれませんが、人生なにがあるかわからないのです。急に勉強に目覚めるかもしれません。その際に高いGPAを持っておくことで、少しは評価の対象になることができます。

2.学校側の態度が変わる

これは僕のいた大学だけかもしれませんが、事務局の人々はGPAが高い人を記憶してくれます。当然、何人かの教授にも記憶されることになります。この状態を保つことで、事務局の人に軽く様々な相談が出来たり、教授にアポイントを取って話を聞きに行くことも可能です。その際「成績優秀者」であれば親切にされる傾向にあります。特に事務局の人間による学業に真剣な学生に対するサポートは厚く、何らかの相談にいったときなど、こちら側の要望を最大限に尊重してくれます。僕は大学3年生の夏から大学の制度を利用して留学に行くことになったのですが、履修やゼミの件で非常に親切に対応してくれました。

3.応援してくれる人が増える

上記に書いたように留学が決定したときも、留学をサポートする大学のセンターから、給付型(返さなくて良いタイプ)の奨学金のことなどをわざわざ教えていただけました。「君の成績なら間違いなく通るだろうと思って」ということでした。すんなり通ったので、確か月に1枚程度のレポートを書くことによって、毎月8万円の給付を受けることが出来ました。あれは非常に助かりました。さらに、留学後も大学のパンフレットに乗せたいのでインタビューを受けてほしいと大学側から頼まれたり、高校生に向かってプレゼンしてほしいと頼まれたりもしました。それぞれ自分の人生にとって非常に有意義なものになりました。

4.就職活動に使える

これはあまり書きたくないのですが、もちろん「成績優秀者」という肩書は就職活動に使えます。ただでさえ勉強しない大学生がうじゃうじゃいる中で、履歴書の中に「成績上位数%の奨学金を受給」と書いてあれば、いやでも目立ちます。僕の就職活動時代は、勉強をしているという武器で、面接官のおじさん世代に何度も感心されました。「どうしたら子供も勉強するようになるかな?」と僕世代の子供がいそうなおじさんに逆に面接中に相談を受けたこともありました(笑)。もちろん勉強だけでなく、長期休暇にインターンや海外経験、チームで何かを成し遂げる経験を積んでおけば就活対策はある程度できていると思います。

まとめ

僕は他の大学の状況を知らないので何とも言えないのですが、少なくとも私立大学の文系の人々はほとんど勉強に興味が無いようでした。そのため、バイトに費やす時間を全て勉強に費やすことで、相対的にできる学生として大学側に印象付けることが出来ました。

最初は必死こいて勉強したのですが、1年も経てば大学での勉強の「コツ」がわかってくるので、成績を落とさずに留学に向けた英語の勉強やサークル活動にもどんどん時間を使うことが出来ました。ダラダラとバイトをするくらいであれば、あえて全力で勉強してみるのも良いのではないでしょうか。

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