続ける思考
はい、ということで今回は読んだ本の紹介をしようと思います(突然)。今年は読書の年にして、書評もたくさん書こうと思ったのですが、最近になって思ったより分厚い本に手を出してしまってすでに座礁に乗り上げている感じです。なので、まずはその前に読んで非常に良かった本を紹介したいと思います。
これは自らの人生の経験からくる自論になりますが、物事を継続するために必要なのは最終的に突き詰めると「気合」と「根性」が全てだと思います。どれだけしんどくても、面倒でも、気合と根性で舐め切った精神にムチを入れ、毎日コツコツとやるしかないのです。その継続が続いた先に思いもよらない結果が待っているというのが人生の面白いところだと考えています。究極的に続けられるかどうかは気持ちの問題なのです。「これさえやれば必ず継続して取り組める!」という方法論があれば100%詐欺ですし、誰も継続してできないからこそ気合で継続できた人には相応の対価が待っているのです。
さて、そんな身もふたもないことを書いた後ですが、この本にはその精神論の権化である「続ける」について、どのように自分の生活を適応させるのかということを丁寧に説明してくれています。これまで何かに取り組もうとして続けることが出来なかった人や、どうしたら継続して取り組むことができるのかさっぱりわからないという人には、非常に刺さる内容になっていると思います。私自身も大学受験時代から勉強・読書を続ける習慣が身に着いていますが、この本の内容にかなり賛同することが多かったです。
特に私に響いた(というか深くうなずいた)のは、「記録することで好きなことを作りだすことが出来る」という主張です。確かに言われてみれば、何でも記録をひたすら続けることによりまずその事象を得意になり、その得意になったことを好きになるという流れは理にかなっていると思います。私もUSCPAの受験生時代は問題集の解答した正答率の結果を全て記録し、このブログのコンテンツとして公開していましたが、毎回正答率が上がるにつれて得意になり、一定の分野については「好き」と入れるかはわかりませんが、やっていて苦痛ではないレベルまで引き上げることが出来ました。
私のつたない言語化能力で伝えることができたのかはわかりませんが、この本を読み終わったとき、きっと新しいこと、または今取り組んでいることをやりたくなること必至です。非常におすすめです。
ちなみにですが、私はこの本を読み終えた後に会社の近くのジム会員に登録し、本気で毎日(週末+有給で会社に行かない日は除く)通って筋トレとランニングにいそしんでいます。これまで勉強については習慣化できているので、今度は身体的なことに対する習慣を続けるのも楽しそうと、少し勇気を出して思い切った決断をしてみることにしました。この一歩を踏み出せただけでもこの本を購入した価値があったと思っています。