中古マンション購入記3
皆さんこんにちは。僕は最近中古マンションを購入したのですが、実際に中古マンションを購入する流れについて記録を残しておこうと思い、一連の経験を記事に書くことにしました。今回のマンション購入で終わらせるつもりはなく、2回3回と買い替えていくことを想定しているので、将来の自分が見直すことを踏まえてシリーズ化して書いています。第1回はネットでの調査(不動産購入記1)、第2回は内覧から購入申し込みまで(不動産購入記2)を書いてきました。第3回は購入申し込みから実際の契約日までにあった出来事を書いていきます。
それにしても中古不動産は、いざ購入を決めるとそこからの流れが非常に早いですね。数千万円の買い物なのでもう少し何かあるのかと思っていたのですが、現時点であっさりと契約まで終了しました。では、前回行った購入申込書・ローン仮審査の書類を提出した後の実際の流れを見ていきたいと思います。時が経つのはあっという間なので、すでに記憶が曖昧になりつつあり、素早い更新が求められますね・・・。
5.事前のやり取り
購入申込書を出した後は、売買契約当日まで大きく何か動くということはなく、基本的には不動産屋の担当とメールでのやりとりが続くことになります。不動産購入に必要な流れは「不動産売買の契約」と、ローンを組む場合は「ローンの契約」の2本立てになりますが、その両方を不動産屋を通して行うわけです。僕の場合は、以下の流れになりました。
1. ローン事前審査の結果を受け取る
前回行った事前審査への申し込みから数日で、事前審査の結果が不動産屋のもとへ届きます。その結果をメール(僕の場合は電話もしてきました)で受け取りました。事前審査の時点で、①ローンの条件はそこまで良くないけど審査結果は迅速に出してくれる銀行と、②審査結果はまぁまぁ時間がかかるけどローンの条件は良い銀行に申し込みをしていたので、まずは審査が早い銀行からの回答が来ました。
1行目の銀行によるローンの条件は「変動金利で0.7%、期間は35年でフルローン(物件金額の全額をローンで賄う)が可能」というものでした。これでも十分すぎる内容ですが、僕はもう少し良い条件が提示されると思っていたのでガッカリしました。
その数日後、2行目からの事前審査の結果がでました。内容としては「変動金利で0.5%、期間は35年で諸費用まで含めた金額のローンが可能」というものでした。
諸費用まで含めてというのは、物件金額を上回る金額までローンを組むことができるというものです。正直これを打診はしていたのですが、まさか諸費用まで含むローンは可能だとは思っていなかったので、結果を聞いて驚きました。これで、今回の中古マンションを買うのに手元資金はほとんどだ出す必要がなくなりました。もちろんこの銀行でローンの本審査に出すことを決定しました。
2. 重要事項説明を事前に受け取る
ローンの事前審査が終わった後、不動産屋から別途メールで事前に重要事項説明のPDFが届いたので、しっかりと目を通しました。それとともに、不動産売買契約の際に必要となるもの一式が記載されていました。必要なものは以下となります。
- 印鑑
- 収入印紙料金(3万円)
- 仲介手数料の半額
- 手付金
正直、仲介手数料の半額と手付金を現金で用意するのはめちゃくちゃ面倒だったので、実際に現金で持っていくのかメールで確認したところ、売主は手付金を銀行振り込みで希望しているとのことで多額の現金を持ち歩く事態は避けられました。同じく、不動産屋への仲介手数料も振り込みでOKとのことでした。ちなみに不動産屋への仲介手数料はこの時点で半分振り込むというのは手持ち現金が少ない僕への配慮であり、もしかしたら契約時点で全額振り込むのが当たり前なのかもしれません。そして、売買契約当日がやってきました(購入申込書提出から約1週間後)。
6.いざ売買契約
売買契約は不動産屋で行われました。まず、僕が不動産屋に到着してから(お茶とおしぼりがでました)、重要事項説明をきっちりと最初から最後まで不動産屋が読むのを聞くことから始まります。正直、事前にメールでPDFを受領してから、何か問題点はないかとバッチリ読み込んでいたので、この時間は退屈で仕方ありませんでした。次回購入するときは、事前にサッと読む程度に留めていこうと思います。
僕への重要事項の説明が終わると、売主が登場しました。売主は購入時にすでに重要事項の説明を受けているので、特に今回聞く必要がないとのことです。そして、売主は「物件状況等報告書(区分所有建物用)に、今回売る物件(つまり僕が購入する物件)の現況について記載する必要があるのです。物件状況等報告書によって、雨漏りはしているか、設備の故障はあるか、近隣の建設計画はあるか等の情報を僕が得ることができるのです。
売主が物件状況等報告書に記載が終わると、僕に対してその説明が行われます。ここで、自分がどのような状態の物件が引き渡されるか決定するわけです。引き渡しが行われてから「問題なし」となっている項目の設備が故障していると、売主の負担で修理に出すことが出来るわけです。
上記の長いプロセスを踏んだ後に、不動産売買契約書、重要事項説明書、物件状況等報告書、そして不動産屋に支払う仲介手数料約定書の全てにサインと印鑑を押印して、契約が成立となります。この日は非常に疲れるので、あまり別の用事などは入れない方が無難です。ちなみに、この日に購入したマンションの当時のパンフレットのコピーや間取り一覧、そして購入する地域のハザードマップなどの情報を、最後に契約書等一式のコピーと一緒に手渡されました。
以上が売買契約の締結までの流れになります。ここから残っているのはローンの本審査への申し込みと、実際の引き渡しとなります。次回はローンの本審査までの流れを説明する予定です。