実際に住んで分かったマンション購入のメリット

マンション購入の理由

さて、僕は2020年についに念願の中古マンションを購入したのですが、ブログ初期から見てくれている人であればわかると思いますが、昔はバリバリの「賃貸派」でした。とにかく自由に動けることが大事だと考えており、人生何があるかわからないからこそ、柔軟に対応できる賃貸に住むことが最優先事項だったわけです。

ところが、監査法人に入所してから、勤務先がプロジェクトによってコロコロと変わるようになりました。勤務地と居住地を極力近くして、勤務時間を20分以内にしようと考えていた僕にとって、これは大きな壁となりました。結果、東京の全ての場所にアクセスが良いのは「東京駅」そして「大手町駅」という結論に至りました。

実際に調べてもらうとわかるのですが、東京駅と大手町駅へ一瞬でアクセスできる駅の近くに住もうと思うと、もちろん部屋のグレードにもよりますが、基本的にめちゃくちゃ家賃が高いわけです。僕も会社の同僚がドン引きするレベルの家賃を払って賃貸に住んでいました。もちろん通勤は非常に楽ですが、毎月の家賃に対する出費も大変なものでした。

ある時、ふと周辺のマンションの金額と、ローンで全額賄った時に毎月いくら支払うかを計算してみました。すると、なんと家賃より数万円安く住めるという結論になりました。「あれ?家賃払うのって、損じゃないか?」という疑問がわきました。しかも、僕が住みたいような駅近くマンションは不動産の中でも流動性が高く、売りたいときに売れないというリスクは少ないことがわかりました。つまり、主要駅までアクセスが良い駅の近くにあるマンションであれば、僕が一番恐れている「柔軟な対応が出来なくなる」というリスクを低減できるわけです。それらが判明してから、真剣にマンションを検討しはじめました。

そこからの流れは割愛しますが、実際に「買います」というマンションに出会うまで2年くらいは時間をかけて内覧やモデルルームに行ったりしたと思います。また、検討に値すると感じたマンションについて「この物件は買っても良いか」と不動産コンサルタントにも何度も相談し、マンション関係の本を読み漁り、こういっては何ですがその辺の営業マンより「儲かるマンション」についての知識は蓄えたと思います。何度もSUUMOをチェックし、ついに自分がこれだというマンションを見つけ、内覧してその日に購入することを決意しました。ここからの流れは「不動産購入記」に書いた通りです。では、ここから本題に入ります。

分譲マンションのメリット

前置きが長くなりすぎて恐縮ですが、ここからは中古マンション(いわゆる分譲マンション)に住んでみて、思ったよりメリットが大きかったので、実際に住むまでわからなかったメリットを書いていきます。

1.費用対効果が大きくなる

これは購入するマンションの金額にもよりますが、賃貸で1LDKに住んでいるとすると、ほぼ同じ条件の1LDKを購入するとほぼ間違いなく支払う金額は下がります。むしろ、同じ条件の部屋を購入するのに毎月支払う金額が変わらないのであれば購入する意味はありません。ちなみに僕の場合は毎月支払う金額はほとんど変わりませんが、1部屋増えました。同じ金額を支払って1部屋増えることによって、「広い部屋に住む」ことの豊かさを知りました。

2.支払いに納得できる

これまでは支払った家賃は大家の懐に入金されていましたが、マンションを購入した場合は借金の返済となります。どうせ支払うから変わらないだろうと思っていたのですが、いざローンの返済ということになると、毎月の支払にここまで納得感が出るとは思いませんでした。毎月分割して住んでいる部屋を購入している気分になると言えば良いでしょうか。「家賃高いわ・・・」と嘆くことがなくなりました。

3.圧倒的に住みやすくなった

「賃貸用に作られたマンションと、分譲用に作られたマンションは違う。」これはマンションを調べたときから知識として知ってはいたのですが、実際に住んでみると「ここまで違うのか!」と驚きました。もちろんマンションのグレードにもよりますが、まず、玄関が広い。これまで窮屈な玄関で靴を履く・脱ぐをしていたと思うと雲泥の差があります。また、キッチンもシンクも広いので、家事のやりやすさが段違い=効率が段違いです。まさか家事の時短になるとは思いませんでした。これ以外にも、床暖房があるのでエアコンをつけなかった、洗面台が広くなったので身支度が楽になった、純粋に収納が増えた、騒音がほとんど無い等、数多くのメリットがありました。

実際に住んでみて「購入したことによって分かったメリット」はこんなところでしょうか。上記以外にも住宅ローン控除ができるなどのメリットがありますが、来年の確定申告までまだ体験していないので、取り上げておりません。

自分の中での一番の驚きは、3の分譲マンションと賃貸マンションのグレードの違いでしょうか。正直これまで住んできた賃貸マンションも、ほぼ新築だったりして結構グレードの高いところに住んでいたと思います。ところが、やはり購入して実際に住む人に対して建てられる分譲マンションと、人に貸すため(つまり、購入者は自分で住むことはない)に建てられる賃貸マンションでは、作りこみに差があることがわかりました。慣れてきたら不便を感じるかもしれませんが、今のところ非常に快適に暮らしています。ここまで快適であれば、1LDKでも良いので東京に来た瞬間に購入しておけばよかったと思うのですが、過去には戻れないので、「購入する」と決断できただけでも良しとします。

皆さんも、少しでも興味があれば一度中古マンションの内覧をしてみてはいかがでしょうか。中古マンションと限定したのは、2020年現在、販売される新築マンションはほとんどゴミのような間取り・設備で非常に高額になってしまっているため、あまりおすすめできないからです。もちろん、現状住んでいるマンションよりグレードが落ちる、通勤が苦しくなる、支払額が増える等の条件が悪化するマンションは避けたほうが良いです。僕が実際にどのような手順で購入に至ったのかについては、下記に記載しています。

これらの情報が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。これにて、第1回目のマンション購入記を終了したいと思います。

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