僕たちはもう働かなくていい
良い本に出会った。自分の進むべき道を真剣に考えていたときだったから、この本に出会えたのはまさに幸運だった。良い情報に出会った、と言った方が正しいのかもしれない。それがこの本である。
僕が良く読む堀江氏の本なんだけど、この本を読むことにより、AIに関して、現在の世界でどのような動きが起こっているのかの一面を垣間見ることが出来る。しかも、専門用語が多用されているわけでもないため、ほとんど前提知識がなくても読み進めることが出来る。この点、僕は非常に助かった。
この本を読むと、僕のような凡人でも、大げさに言うと未来を読むことが出来る。もう少し正確に言うと、未来の方向性を感じ取ることが出来る。今年中には今後の方向性を定めようと思っていたけど、その判断基準として大きなものを手に入れることが出来たと考えている。今この本を読む人と読まない人の間に、じわじわと差が広がっていくだろう。僕はそんな気がする。
「僕たちはもう働かなくていい」というタイトルはかなりとがっているが、少なくとも、仕事の環境がラフになりつつあるのは間違いない。かなり前から「クールビズ」として夏はノーネクタイが当たり前になったし、最近では「働き方改革」という名目で早く帰ることに罪悪感を覚えることが少なくなった。
この間、カリフォルニアのBig4監査法人に転職したUSCPAの元同僚が一時帰国したので一緒に飲んだ。その時に話を聞いたのだが、もうカリフォルニアでは監査法人でもスーツを着ている人は見つけることが出来ないらしい。なんと羨ましい話だろうか。それだけで僕も転職したくなった。それに比べて日本の監査法人はまだまだアホみたいにネクタイ着用を義務付けている。
このアホみたいな習慣も、そのうちに消え去るのだろう。その流れの中で、人間がやるには無意味な仕事もどんどんAIにやってもらえる時代が来るのだろう。僕はそれが楽しみで仕方がない。その時に向けて、今からせっせと準備をしようと思う。
繰り返しになるが、この本の情報を現時点で手に入れられることに感謝したいと思う。ではでは。