僕の受験時の勉強スタイル
今回は、僕のUSCPA受験時の勉強スタイルについて書いていきます。というのも、最近になって(とは言っても数ヶ月前)僕が所属している監査法人にUSCPA受験生の数人が入所してきており、彼/彼女らは働きながらUSCPAの全科目合格、そしてゆくゆくはライセンス取得を目指しているのですが、彼/彼女らと一緒に働いていると、たまに合格者として勉強方法の助言を求められます。そこで、ここに当時の勉強スタイルを振り返って、受験者の参考にしてもらおうと考えました。
平日の過ごし方
まず基本的な毎日の流れに沿ってどのように勉強してきたのかを振り返ります。割と淡泊な記載となります。
- 朝は6時に起床します。そこから朝食のパンとコーヒーを飲みながら講義を1.5倍速で観ます。そこから歯磨きとシャワー。
- 6時半から8時半までは講義を視聴するか問題集を解きます。
- 8時半からスーツに着替えて出社。歩きながら講義を耳から聞きます。何度も観ているので声だけで場面の想像がつきます。
- 9時から就業開始。
- お昼休憩は会社の食堂で食べます。食べながら同期と話すのですが、この時が唯一の憩いの場だったかもしれません。
- 13時から再度就業開始。
- 17時になると決算時以外は即時に退社です。この「僕は勉強のためすぐに帰る」という風潮を最初に作れたのが大きかったと思います。
- 17時半に会社の食堂でご飯を食べます。もちろん講義を聞きながら。
- 18時半には帰宅します。当然帰宅しながら講義を聞きます。帰宅するとすぐにお風呂に直行します。
- 19時からは自由な勉強タイムです。僕はひたすら問題集を解きまくってました。
- 24時に就寝。
※歩いたり食べたりしながらの講義の視聴はi pod touchでやってました。DVDを保存できるアプリとかあるので持っている人は絶対に試したほうがよいです。
こう見ると異常にストイックな勉強スタイルに見えますが、僕はどうしてもUSCPAを取得してバラ色の人生を手に入れる必要があったので(少なくとも当時は本気でそう思ってました)、上記の生活スタイルでも全く問題ありませんでした。今の自分の生活と比べると、当時のストイックさは微塵も無くて本当に同一人物か疑わしいレベルです。
このように、時間をとることが難しい平日には起床してから出社までの時間、移動時間、退社から就寝までの時間に限界まで勉強を盛り込むことが大切です。
週末の過ごし方
問題は週末になります。時間がたっぷりとれる週末の方がはかどるのでは?と思われるかもしれませんが、僕は自分の部屋の机で勉強するのが非常に苦手なのです(お金がなくて段ボールを机の代わりにしている時期もありました)。また、ずっと同じ場所にこもっていると息が詰まってしまいます。そこで、どうにかして外で勉強する必要があるのですが、当時の僕には以下のような制約がついていました。
- 新卒なので貧乏
- 地方都市在住で勉強箇所が少ない
そのため、お金を払って六本木ヒルズの上層階にある図書館に入会し、東京の景色を眺めながら優雅に勉強する環境でも、また静かなカフェで周囲にいる黙々と勉強中の隠れたライバルと一緒に勉強できるような環境でもなかったわけです。
僕に用意されていた環境は、中高生のおしゃべりがやたらうるさい図書館、とにかくうるさい激込みのスタバ、動物園みたいうるさいイオンのフードコートなど、とにかく勉強するには不適切な場所ばかりでした。
※正直に言いますが、当時の僕は住んでいた地域が嫌いでした。一刻も早くあの環境から抜け出したくて、地方から東京に逃げ出したくて必死に勉強していたのは事実です。今となっては地方で生きる生き方もありなのでは、と思います。
そんな環境でもイヤホンを付けて音楽を聴きながら勉強すると何とかなるものです。かなり前置きが長くなってしまいましたが、以下のような1日でした。
- 朝起床は自然に任せる。そこからパンとコーヒーを飲みながら講義の視聴。
- 図書館が空く時間まで講義の視聴か問題集を解く。
- 図書館が空いたら勉強スペースで問題集を解く。
- お昼の時間は「まいどおおきに食堂」で昼食。
※お金がないので毎回「ご飯、アジフライ、みそ汁」の組み合わせ。毎週末アジフライを2分割して半分はソース、半分は天つゆで食べるっていう寂しい経験したことある?当然食べながら講義を視聴。 - 昼食後は図書館に戻って勉強。
- 図書館が17時までなので、17時にイオンに移動。
- フードコートや謎の机と椅子があるスペースの静かな方で勉強。
- 夕食(なぜか記憶がない)。
- 帰宅し、お風呂へ。
- 就寝まで勉強。
当時は必死こいて勉強する場所を求めて動き回っていた記憶があります。勉強内容ですが、基本的に確保できる場所によって変えていました。例えば机の上でやるのが効率的な勉強、つまり問題集を解くことはスペースが確保できている場所で行い、移動中などの細切れ時間に講義を何度も観るというスタイルでした。
余談ですが、なぜか夕食の記憶がほとんどありません。昼食はみじめな気持ち、かつ毎回同じメニューだったので強烈に覚えているのですが。ちなみに朝食はスティックパン(6本入りで100円とかのやつ)を3回に分けて食べていました。1日33円。コーヒーもスティックの粉のやつで、1回分15円くらいのやつだったと思います。貧乏の紹介みたいになってしまった。
ついでだから紹介しますが、それだけ切り詰めて生活しても、本気で家計簿をつけてみると家賃やUSCPA講義の毎月払いが重く、毎月2000円の赤字でした。エクセルで1ヶ月の収入と支出を1円単位まできっちり記録して計算した結果、赤字(マイナスということ)で「2000」と表示された時は乾いた笑いが出たものです。周りの皆はどうやって生きているのか不思議で仕方なかったです。それが今や毎日セブンイレブンのパンとコーヒーを飲めるようになるなんて、人生わからないものです。
このような感じで勉強して、1年でUSCPAに全科目合格することが出来ました。もはや勉強スタイルの紹介か貧乏紹介かわからない文章になってしまいましたが、皆さんの参考になれば幸いです。