生活水準を具体的に高める方法
今より良い生活がしたい。多くの人が思っていると思います。今回は、そんなお話をしたいと思います。
生活水準の高め方について
あなたは、下記のような生活を送ってはいないでしょうか。
毎日仕事にいって、帰ってを繰り返して、週末を迎えてごろごろして、溜まった用事を済ませて、また月曜が来て、仕事にいって、帰ってを繰り返して、週末を迎えて溜まった用事を済ませて、ごろごろしてまた月曜が来て・・・。
このような生活を続けていると、「どうすればもっと良い生活を行なえるようになるのだろう」とふと疑問に思うことがあるかもしれません。つまり、どうすればもう少し良い生活が出来るようになるのか、という問いです。
そこで、今回は僕も実践している生活水準を高める方法、というよりは「どのようなものにお金をかければより豊かに感じながら生活できるのか」ということについて書いていきたいと思います。
1.毎日の行動を列挙してみる
まず、毎日の生活というものは人によって違います。そのため、自分が最も良いと感じるようにお金の使い方もカスタマイズする必要があります。そのため、最初に行うべきことは「自分の毎日の行動を列挙してみる」ことになります。ちなみに僕の場合ですと、典型的な平日は以下のようになります。
- 起きる
- 顔を洗う
- 朝ごはんを食べる
- シャワーを浴びる
- スーツに着替える
- 出勤する
- 仕事をする
- ランチを食べる
- 仕事をする
- 帰宅する
- 晩御飯を食べる
- サイトの更新をする
- 本を読む
- お風呂に入る
- 寝る
このリストから、残業が入ると「サイトの更新」と「本を読む」が消える可能性があり、お風呂もシャワーに時間短縮のために変更になるかもしれません。ですが、基本的にはこの流れで毎日が進行します。ここのリストは人によって変化すると思います。専業主婦や主夫の方ですと家事が入る割合が多いと思いますし、受験生や学生だと勉強の割合が大きくなると思います。
2.行動に必要なものを追加で列挙する
次に、上記の毎日の行動に必要なものをさらに列挙していきます。僕の場合ですと、以下のようになります。
- 起きる(ベッド・布団・パジャマ)
- 顔を洗う(タオル)
- 朝ごはんを食べる(食器)
- シャワーを浴びる(タオル)
- スーツに着替える(スーツ・革靴)
- 出勤する(スーツ・革靴)
- 仕事をする(スーツ・革靴)
- ランチを食べる(スーツ・革靴)
- 仕事をする(スーツ・革靴)
- 帰宅する(スーツ・革靴)
- 晩御飯を食べる(食器)
- サイトの更新をする(パソコン・机・椅子)
- 本を読む(机・椅子)
- お風呂に入る(タオル)
- 寝る(ベッド・布団・パジャマ)
とりあえずざっと書きましたが、ここも人によってわかると思います。とにかく自分が良く使っているものや、必然的に使う必要があるものをピックアップします。
3.そのモノを使用している時間を考える
ここからが本題です。上記にあげたモノの中から、自分が最も時間を費やしているモノを何個かに絞ります。僕の場合、ベッド、パジャマ、スーツ、革靴、パソコン、椅子、机という順番で自分の時間を費やしていることがわかります。
もちろんここも人によって変わると思います。フリーランスの人はスーツや革靴ではなく机や椅子を使っている時間が一番長いかもしれませんし、何よりも睡眠が好きな人はベッドとパジャマを使っている時間が一番長いかもしれません。
4.一番時間を使っているモノをグレードアップする
そして、上記のピックアップしたものを、出来る限り「良いモノ」に買い替えます。僕の場合、シャツは既製品よりオーダーで自分にフィットするものに買い替える、スーツもパターンオーダーにする、革靴も上品なものに替えるなどが考えられます。睡眠が好きな人は、枕やベッドを自分に合ったものをオーダーする、パジャマを高級なものに買い替えるなどが考えられます。
そうすることによって、そのモノから得られる効用によって、おのずと生活水準が上がることになります。僕の場合、高級な靴を購入してみたのですが、効果として次のようなものがありました。履いて見ると、まず足にあまり疲れが溜まりませんでした。歩いているだけで何となく良い気分になりました。靴の手入れもしっかりと行うようになりましたし、必死に走って通勤するといったことも少なくなりました。
ベッドも良いモノに変えたのですが、1万円のベッドを使っていたときよりも良い睡眠を行なえていると感じます。こちらも疲れの取れ方が違うのです。これにより、さらに毎日元気よく仕事に行くことができます。すると、上記の革靴の効果と合わさって、仕事も元気に行うことができます。
そうはいっても、「やはり高いモノは買うのがもったいない気がする」と感じてしまう人のために、お金を「時間を長く共にするモノ」に費やすことにことによって、具体的にどれくらいの差がでるのかについて具体的に書いてみます。
時間対効果で検証してみる
例えば、フリーランスの人が椅子を購入することについて検証してみます。非常に自分にピッタリあった、疲れがたまらない上に効率よく作業が出来る椅子が10万円だとします。そして普通の業務用の椅子が1万円だとします。その差はなんと9万円。ところが、仮にこの人が1日8時間椅子に座って作業をすると考えた場合、1年間で椅子とともに過ごす時間は
8時間 × 365日 = 2920時間
となります。計算を簡単にするために、この時間を3000時間と仮定します。実際は椅子は何年にもわたって使うことになるので、もっと長い時間になるのですが、とりあえず3000時間としておきます。そうすると、先ほどの料金の差額の9万円を3000時間で計算してみると
90000円 ÷ 3000時間 = 30円
なんと、1時間あたり30円です。1時間につき30円を払うことで「疲れがたまりにくく、作業効率も上がる」椅子を使うことができるのです。もちろん上記にも書いたように高級な椅子は長く使えることが多いので、この金額は年数を重ねることによってさらに小さくなります。3年強を使用すると考えると、時間当たりの差はたったの10円になります。これが、良く使うモノに投資する効果になります。
時間を使わないモノについて
逆に、時間をほとんど使わないモノについてはお金を投資する必要はほとんどありません。僕はあまりテレビが好きではないので捨ててから10年以上経っていますし、調理器具や食器もほとんど持っていません。冷蔵庫も水だけ入っている状態なので中国製の安いモノを使用しています。このあたりにお金をつぎ込んでもほとんど生活は変わらないからです。これくらい極端でも、生活には何も問題ありません。時間を使わないモノについては、最低限のものをそろえるくらいで十分です。
まとめ
自分が人生で一番時間を共にするモノについてお金をしっかり投資する。こうすることにより時間対効果が非常に高くなり、毎日の生活水準を豊かに感じることができる。注意点としては、「今後費やす時間を増やしたいから、まずはモノに投資する」というカタチから入る、という考え方ではなく「今費やしているモノを、グレードアップする」という考え方ということです。料理が上手くなりたいから、料理器具を良いものを揃える、ではなく、毎日料理にかける時間が長いから、器具を良いモノに替える、という順番です。
使えるお金と時間に限度があるからこそ、自分にとって最も効果があるものに効率的にお金を使いたいものです。男性のサラリーマンであれば、自分に合った高級な靴を一足でも良いので買ってみてください。その靴を履く日だけ、自分の意識が変わることを実感できると思います。
以上で、生活水準の高め方についてを終わりたいと思います。