人がやりたくないけど自分にとって苦じゃないことをやろうという話
あなたには、やるのが嫌な業務がありますか。逆に、やるのが別に嫌じゃないけどやりたくて仕方がないことでもない、みたいな微妙なポジションの業務はありますか。あるいは、やりたくて仕方ない業務はありますか。
- やるのが嫌なこと
- 別にどちらでもないこと
- やるのが好きなこと
ハッキリと分けられるわけではなく、中身はグラデーションのようなものだと思います。バシッと「やりたくてしょうがない業務」と巡り合えた人は最高にラッキーだと思いますが、基本的に人はやりたいことだけをやって生きていくのは割と難しいことのように思います。私も大学時代から自分に天職(ずっとやり続けたいこと)が無いかを探し、ちょろっと色々と試してみましたが、「これだ!!」みたいなものにはまだ巡り合えていません。そんなものではないでしょうか。
話を戻しますと、私は社会人人生の中で、基本的に自分に回ってきた業務は「やりま~す」となんでもやってきたので、やるのが嫌で仕方ないという業務はそこまでないのですが、あえていうなれば初対面の人と連絡を取るのが自分の中では最高に苦手です。ここをそこまで苦じゃない人(少なくともそう見える人)を見ると「すごすぎんだろ・・・」と驚愕することになります。あなたにとっても、いろいろとある業務の中でやっててしんどいことと、平気なものがあると思います。
苦じゃないことをやろう
ここで今回の本題なのですが、周囲の人間がやることが苦手なのに、自分はやるのがそこまで苦じゃない業務があったとしたら、ガンガン引き取ってしまいましょう。周囲から自分の想像以上に感謝されることになります。
例えば、私は初対面の人間との交流は結構苦手ですが、一度知り合った人であればそこまで苦じゃなくコミュニケーションをとることが出来るようです。そしてそれは内部の人間、外部の人間問わずあまり苦にならないので、人があまりコミュニケーションをしたくない人でも、知り合いであればそこまで苦手意識が無くコミュニケーションをとることが出来ます(もちろん度合いによりますが)。
それに気づいたのは、現在ではリモートワークが当たり前になっているので、ほとんどの人がクライアント先に訪問することがなくなったプロジェクトにいるときです。私はクライアントから直接情報を入手できるし、困りごとを相談してもらえるし、何よりクライアント先の会社に入るという貴重な経験ができるので、隙あらばクライアント先に訪問していました。そこで得た情報をプロジェクトに還元していたのですが、どうやら皆にとってはクライアント先に行ってコミュニケーションをとることはかなり苦だと考えているらしく、「本当大変なのにすごい頑張ってるね」「いつもありがとうございます」「情報めちゃ助かってます」とあきらかな過大評価をしてくれるのです。
私の場合は上記のようなものですが、冷静に考えてみると、人によって得意不得意や、やっていて苦になること平気なことがあるのは当然だと思います。私はプロジェクトの予算実績管理みたいなことは苦手MAXで極力やりたくないのですが、私がクライアント先に訪問することをすごいと言ってくれる人はこの予算実績管理がとんでもなく丁寧で、本人曰く苦ではないらしいです。
なので、もし何か周囲の皆がやるのが嫌だけど自分にとっては苦じゃないことがあれば、率先して取り組むことをおすすめします。自分が考える「こんなもんだろ」という評価と周囲からの評価が違っていれば、つまり過大評価されていると感じれば、その業務に取り組むとコスパよく評価を得ることができます。
もちろん業務内容をそこまでうまく分担することが出来ないかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。