今勉強してる人は、目標達成後も続けよう

さて、このブログを読んでくれている人の大半は、何かしらの目標を持って勉強されていることだと思う。まぁサイト名がUSCPA日記なので、ほとんどがUSCPAの受験者であると考えているが、どうだろうか。

僕が思うに「USCPA受験者であり、かつこのブログにたどり着いた人」は、情報に関する感度が高く、かつ本気で合格を目指している。なぜなら自虐的になってしまうが、そこまで有名ではないこのサイトにわざわざたどり着いていただいているということは、裏を返せばそこまで本気で情報を収集している=試験に対する本気度合いが他人とは桁違いということになるからだ。つまり、このサイトを見ていただいている方は遅かれ早かれUSCPA合格という結果にたどり着くと僕は確信している。

そこで、今回は少し早いがUSCPA(別に他の目標でもかまわない)に合格した後に対する助言でも書いていこうと思う。下書きの時点で「ですます調」ではなく「である調」で記載してしまったので、これ以降もである調で記載するため、偉そうな書きぶりになっていたら申し訳ない。

勉強は続けようというお話

まぁタイトルの通りなのだが、USCPAに全科目合格した人は合格した時点で「勉強熱」が残っている。その状態で、これまでの延長または仕事に関係する分野への勉強にすぐに取り組もう。つまり、それまでの熱を持ち続けて勉強を続けようということだ。結論から書いてしまったが、この結論に対する理由を2点追記していこうと思う。

1.勉強熱は一度冷めるとまた熱くなるのに時間がかかる

僕は自身の経験から痛感しているのだが、一度勉強熱が冷めてしまうと、その熱を再度手に入れるためにはとてつもない精神力が必要になる。具体的には、USCPA受験時代に勉強時間に費やしていた時間を、合格後にも別の勉強に費やそうと思っても、受験から解放された解放感に加えて、趣味の時間、家族との時間、仕事の時間と、これまで「どうしても合格するんだ」とい気合で押しのけていた時間が一気に押し寄せることになる。これらのプレシャーを跳ね返し、引き続き勉強していくのは正直に言って難しい。

そのため、基本的にはじわじわと勉強時間が減少していくことになる。人によっては合格した直後からパッタリと勉強をやめる人もいるだろう。正直いって、僕も相当勉強時間は減った。合格直後はじわじわと勉強時間が減少しているくらいだったが、転職して監査法人に入所した後、周囲に置いて行かれないように必死に仕事に集中して一気に勉強時間が減少した。仕事をしていたのだから仕方ないという言い訳もあるのだが、なんにせよ勉強時間はめちゃくちゃ減ったのは逃れようのない事実だ。

そして今、別の仕事に対する勉強が必要になっている。この時点で、USCPA受験者時代の勉強熱をすぐに取り戻すことができれば一気にキャッチアップが可能であり、それは当然頭ではわかっているのだが、どうしても当時の熱が戻らないのだ。自分でも精神の劣化に困惑している。じわじわと勉強をするようにはしているのだが、どうしても「どんな隙間時間でも勉強時間する」クラスの熱は取り戻すことができていない。

つまり、受験者であるあなたが今持っている「熱」は、実は何物にも替えがたい貴重なものであると言える。試験に合格したからといって安心して冷ましすぎないようにしたほうが良い。熱の維持に失敗した先輩からの助言として受け取ってくれたらうれしい。

2.勉強する人が伸びているという事実

さて、監査法人に入って気がついたが、勉強を続けている人とそうでない人の差は年々大きくなっている。例えばアソシエイトの時点ではそこまで差が見えないが、マネージャーより上の職階(つまり管理職)まで目線を上げると、人生の姿勢に大きな差ができている。

あまり具体的には書けないが、簡単に2種類のマネージャーを紹介したいと思う。仮にAさんBさんとしよう。Aさんは、日々勉強を続けている。例えば自分の専門分野の最新事情はもちろん、クライアントの業界に関するニュース、クライアント、他社事例、外国における事例を勉強し続けている。また、専門分野がクライアントにどのように影響するのかを自分の頭で考えて、自分なりの回答を持っている。一方、Bさんは自身の仕事が終わると普通に帰宅し、趣味の時間に費やす。仕事面に関してはこれまでの蓄積した知識や経験があるため、それなりの結果は出すことができている。

極端な例と思うかもしれないが、僕の上司にはこれくらいの差は当たり前のようにあった。そして、当然のようにAさんが早く出世し、Bさんはゆっくりと出世していった。日々の勉強の積もり積もった結果なのだろう。勉強に対する熱意が、そのまま人生の結果として表れている。

おわりに

繰り返しになるが、今すごい熱量を持って勉強している人は、その目標を達成した後もその熱をすぐに次の目標に投入することをお勧めする。ただ、資格試験のようなものを突破した人にとって、その次の目標を設定するのはなかなか難しいことなのかもしれない。僕も、USCPAに合格してから、次の目標を定めるのに割と苦労している(未だに)。そんな僕からは言われたくないかもしれないが、次の目標が定まらない人は、一度目の前に転がっている仕事に関する勉強を始めてはどうだろうか。

そんなこと言われるまでもなく当然だろ、と思われるかもしれないが、一度大きな目標を達成した後に、さらに同レベルの熱量で勉強を続けることは本当に難しい。合格した後に落ち着いてきたら、ふとこの記事のことを思い出して、再出発してくれたら嬉しい。

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