金沢旅行記
完全に私事になりますが、かなりの激務であったプロジェクトにひと段落がついたため、割と長い有給を取得することになりました。普段の僕なら、その有給期間を利用して本を読みまくるところなのですが、今回はなぜか久しぶりに旅行をしてみようという気分になりました。旅行するのは良いのですが、一体どこに行こうかと色々と検討した結果、北陸新幹線が開通して(今更ですが笑)金沢に行きやすくなったことを考慮して金沢に決定しました。そこで、今回の旅行についての感想などをつらつらと書いていきたいと思います。
金沢駅の一部。なんという税金のかたまりでしょう。写真はちょっと暗いですが、駅は非常にキレイでした。ちなみに裏側の出口側は閑散としております。
行先
金沢には様々な観光ポイントがあるのですが、今回は2泊3日という短い期間ながら、かなりのポイントを回れたと思います。ざっと観光した箇所をあげると
- ひがし茶屋街
- にし茶屋街
- 兼六園
- 武家屋敷跡
- 金沢21世紀美術館
- 妙立寺(忍者寺)
- 近江町市場
- 金沢城
- 金沢駅
などでしょうか。実際にはもう少し見てる箇所があるかもしれませんが、今パッと思い出せるのはこれくらいですね。ちなみにこれは思いついた順番なので、特にこの順番でよかったというランキングではありません。「金沢駅」とかこの中にあげてよいのかわからないものも一応入れております。
おすすめ観光方法
出来る限り安く金沢の色んな場所を観光したいという方は、レンタルサイクルを利用することをおすすめします。このレンタルサイクルは金沢駅からそこまで遠くない距離に事務局があり、そこで登録すると基本料30分200円(当時)で乗ることができます。
金沢レンタルサイクル「まちのり」
このレンタルサイクルには専用の駐輪場があり、レンタルしてから30分以内にその専用の駐輪場に止めることにより様々な観光名所をめぐることが可能です。基本的に金沢の観光名所である場所の近くにレンタルサイクル専用の駐輪場があるので、サクサクと名所を回ることが可能です。しかも、名所から名所までの距離はそこまで遠くないので、基本料金である30分以内でほぼ確実に駐輪場に駐車することができます。僕は到着した初日に1日中借り放題のプランにしましたが、2日目からは30分以内の通常コースにしました。上記にも記載した通りにかなりの場所を巡りましたが、1度も追加料金が発生することはなかったです。これは、非常にコンパクトにまとまっている金沢を観光するのに非常に優れたシステムだと感心しました。
人々について
人々は基本的に非常に親切でした。2017年時点で、北陸新幹線が開通してそこまで時間が経っていないと思いますが、すでに観光客に対してかなり良心的なムードで、歓迎する気持ちが伝わってきました。道を聞いてもやたら親切に教えてくれるし、タクシーの運転手の態度も悪くなく、しかも色々と教えてくれて助かりました。もちろん中には若干トゲがある話し方をする人もいらっしゃいますが、そういう人でもトゲトゲしいオーラを出しながらも何故かひたすら色々と教えていただけたので、きっと金沢の人々は根が優しい人が多いのだと思います。ここがダメだと観光地として成り立たせるのは難しいですから、リピーターも多いのではないでしょうか。
海鮮について
こちらに関しては、事前に金沢に旅行した経験がある人に「その辺にある回転ずしにフラッと立ち寄って数個むしゃむしゃ食べるだけでもめちゃくちゃうまい」との前情報を仕入れたことにより期待値が上がりすぎたのが良くなかったです。たしかにおいしいお寿司を食べることはできましたが、とんでもなくおいしいというより、安定的においしいお寿司という印象でした。ただ、予約を入れた「乙女寿司(食べログのURLはこちら)」というお寿司屋さんはめちゃくちゃおいしかった。夜に行ってしまうと相当予算オーバーしてしまうので、もちろんお昼に伺わせてもらったのですが、最初から最後までひたすらおいしかったです。個人的にはコハダやサバなどのお寿司は苦手なのですが、苦手という概念を失うくらいおいしいものをいただきました。
おいしいお寿司の一部、穴子。
僕の好きなお寿司屋さんとして、丸の内にある「まんてん鮨(食べログのURLはこちら)」があるのですが、そちらと同じかそれ以上においしかったです。これを書いているとなんだかまた食べたくなってきました。今度行こうっと。
注意点
金沢旅行の際に注意する点としては、朝と夜のご飯の確保ではないでしょうか。金沢は基本的にほとんどがギュッと集まった位置にあるため観光がしやすいのですが、朝早くから空いているお店は少なく、また夜になると観光名所は閉まってしまいます。もちろん観光客はその時間帯でもご飯を確保しなければならないのですが、選択肢が朝の場合は無く、夜の場合はほとんどが居酒屋のようなものになってしまい、特に夜はお酒を必要としない身としては食べる場所を探すだけでも結構苦労しました。
検索しても出てくる場所はタクシーでしか行けないようなものであったり、閉店時間が異様に早かったり・・・。普通の定食屋さんが良かったのですが僕は見つけることが出来ませんでした。繁華街に行けばよかったのかもしれません。結局、朝はコンビニ、夜は市場付近のゴーゴーカレーを食べた記憶があります。ゴーゴーカレーも閉店時間が結構早くてびっくりしました。
朝と夜のご飯に金沢名物があれば良いのですが、僕のリサーチ能力が低いだけかな・・・。さすがに毎食お寿司というわけにもいかないので、朝から入れるカフェや夜に空いている気軽な定食屋があれば、ご飯のときも、もっと楽しい時間を過ごすことが出来たと思います。
良かった場所ベスト3
さて、最後に個人的に良かった場所ベスト3を発表して終わりたいと思います。
ベスト3:にし茶屋街
いやそこはひがし茶屋街だろ!と突っ込みを入れられるかもしれませんが、個人的にはにし茶屋街の短めですが整った並びの方が好きでした。しかも、そこにある「甘納豆かわむら」の豆が本当においしかった。試食できるのでぜひ行ってみて欲しいところです。僕は試食の末、おいしさに感動してめっちゃ買いました。ちなみについでに購入した栗が異常においしく、もっと購入しておけばよかったと後悔しています。
ベスト2:兼六園
これはさすがに王道ですが外せません。朝早くに起きて兼六園を散歩したのですが、静かな時が流れて素晴らしい眺めでした。あの景色は雪が積もっている時期にも見てみたいものですね。ただ、結構大きい庭園なので、全てを見ようと思うと結構時間がかかります。多分素晴らしさの全てを満喫できなかったので、もし次回に行く機会があれば再度訪問すると思います。
ベスト1:妙立寺(忍者寺)
個人的に一番良かった場所は妙立寺です。こちらのお寺は通称「忍者寺」と呼ばれており、理由はその内部の構造にあるのですが、詳しく書くとネタバレになってしまうのでここでは書きません。僕が訪問したときに案内してくれた人がアタリだったのかもしれませんが、非常に楽しい時間を過ごすことができました。そのシステム上、予約をしてから団体で寺の中をめぐることになるのですが、感心することが多く、かなりおすすめです。
番外編:岐阜の白川郷
実は金沢駅からバスで1時間程度の場所に、白川郷という世界遺産にもなっている場所があります。時間も余り気味だったのでここまで足を延ばしたのですが、これが正解でした。白川郷には「合掌造り」と呼ばれる住居に住んでいる人々が暮らしており、その生活の一部を見ることが出来ます。東京で暮らす身としては結構衝撃な経験でした。お金を払うと実際に合掌造りの家に入ることが可能で、3階建ての家などにお邪魔したのですが、うまく表現できない気持ちになったことを覚えています。
本当はもっと集落になっていますが、合掌造りのお家のうちのひとつ。ここに今でも実際に人々が暮らしています。朝早くに訪問したので最初は人が少なかったのですが、時間が経つにつれて人がどんどん増えてきました。世界遺産だからなのか、外国人もかなり多かったです。僕でも結構衝撃を受けたので、外国人が見た場合の衝撃は更に大きいものかもしれません。
ということで、金沢旅行+@の感想などでした。個人的には白川郷への観光も含めて2泊3日で十分な長さだったので、観光に行こうと思っている人は参考にしてみてください。3泊4日だとめちゃくちゃゆっくり(時間があまるレベルで)観光できると思います。もちろん観光名所を巡る時間は人によって様々だとは思いますが、2泊3日で十分というのがひとつの目安になると思います。
ではでは。