ひげ脱毛記4
ひげ脱毛してます(2017年9月時点)。その記録その4。
プロローグ
前回の恐怖のひげ脱毛6回コースの6回目(参照:ひげ脱毛記3)が終了してから約3ヵ月。当時は割と消え去っていた「ひげ」が再度目立つようになってきた。以前のように長時間ひげ剃りに時間を取られることはなくなりつつあったが、やはり毎朝ひげ剃りをする必要があるのは面倒なものだった。
「そろそろやるかな、アレ」
そろそろひげ脱毛をして、さらにひげを減らす、もしくは完全にゼロにしてやろうかと思い、スマホを手に取る。以前お世話になった湘南美容外科に電話をして、予約を取ろうとした。プルルルル・・・・ガチャ。
「はい、湘南美容外科でございます。」
「もしもし、以前そちらでひげ脱毛をしておりまして。一旦コースは終わったんですけど、再度予約をしたいと思いまして。」
そこから診察券の番号、生年月日、名前を伝えて、本人確認を終える。さてさて、今回も前回と同じ6回コースにしようか、それとも一気にカタをつけるために9回コースにしようか。そのとき、僕の耳にとんでもない情報が飛び込んでくる。
湘南「現在コースは行っていなくて、毎回お支払をいただくことになりますがよろしいでしょうか」
僕「!!??」
なん・・・・だと・・・・?コースが終了?いやネットには○回○円と書いているじゃないか。どうなってんだこれ。だんだん疑いの心が大きくなっていく。
僕「じゃあメディオスター(痛くないやつ)ではなく、普通の脱毛に切り替えることは可能ですか」
湘南「可能ですが、その場合再度カウンセリングからのスタートになります」
めんどい!
まぁ1回やってそこから他社のコースに切り替えれば良いや。ということで、その場でメディオスターを1回分予約することにした。脱毛開始時間は11時。このとき、僕は3ヵ月前に脱毛したときの恐怖をすっかり忘れ去っており、脱毛当日に起こる恐怖をまだ知る由もない。
脱毛当日
結論からいうと寝坊した。前もこんなことがあったと思うが、予定時刻より大幅に遅れて起きることになってしまった。
「まずい!」
脱毛は当日のキャンセルは不可能なので、なんとしても間に合わなければならない。急いで、必死こいてひげを剃り、ダッシュで駅まで走り、電車に乗って新宿に向かう。ギリギリ間に合いそうだ。
一番最初に新宿に来た時には完全に迷ってとんでもなく時間をロスしたが、今回で新宿は7回目。もはや庭みたいなものである。改札から出ればそのまままっすぐ湘南美容外科に向かうことが出来るのである。まぁ正直毎回思ったところと違う改札口に出るのは内緒だ。絶対に湘南美容外科から最寄の改札に出られないのだが、何か秘密が隠されているとしか思えない。
5分ほど遅刻して(すみません)、湘南美容外科に到着した。以前は14階だったが、現在は24階に移転しており、そのため別のエレベーターに乗らないとたどり着けないということは事前に調査済みである。24階につき、さっそく受付へと向かう。
僕「スミマセン。今日脱毛予約しているんですけども」と診察券を渡す。
受付「1回のご予約ですね」
いや、1回ずつしかダメって電話で言ってたじゃん。また疑惑の心が膨らむ。
受付「今回1万2千円から割引きで、1万1400円になります(だったかな?)」
一体何の割引だ。わからん。ますます疑惑が膨らむ。
受付「ポイントはお使いになられますか?1万ポイントありますけども」
僕「!?」
僕「使います(キリッ)」
ということで、約1000円で1回脱毛が出来ることになりました。湘南美容外科さいこー(^ω^ )
いざ脱毛(7回目)
さて、今回のひげ脱毛ではどうしても達成したいことがあった。それは「レーザーの出力を上げてもらう」ということである。なぜならできる限り早く脱毛は終わらせたいし、これまで何度も脱毛をしてきているのでそろそろ痛みも軽減されていると考えたためだ。さっそく、脱毛に入る前の話で切りだしてみる。
湘南「前回のレーザーは効き目ありましたか?」
僕「うーん・・・まぁまぁ、ですかね。これって、出力を上げるとかってできるんですか?」
湘南「あ、大丈夫ですよ。では今回は1段階強めてやってみますね。」
よし!これで目的は達成された。だが、ここで意外な展開になる。
湘南「あれ?その鼻下の赤い点は何ですか?」
と鏡を渡してくる。なんと、朝に急いでひげをそったので、少しだけ血のようなものがポツとついているのだ。今回は念のため、その点を除いてレーザーを当てるらしい。まさか朝の寝坊がこんなところに響いてくるとは。何とも損な事態になってしまった。まぁ、今回は安くすんだし、出力も上げてもらったし、仕方ないと言い聞かせる。
さて、出力をあげたレーザーの照射が始まる。いつもどおりアゴ、鼻下、アゴ下という順番である。まずはアゴからの照射となる。これまで6回も脱毛してきたし、ひげの量も少ないので痛みはもちろん軽減・・・
痛い!痛いよ!
僕(心)「え?何めっちゃ痛い!イタタタタ!!!」
ピッ・・・ピッ・・・(レーザー音)
僕(心)「イタタタタ!!!や、やめてぇ~~~」
あまりの痛みに身体がガクガクと震えだす。痛みに耐えるために手を握っていたのだが、あまりに強く握りすぎたため手がマヒし始める。これが1段階出力を上げた状態・・・?
ピッ・・・ピッ・・・(レーザー音)
僕(心)「痛い!何往復するんだ!・・・ん・・・?」
僕(心)「!?」
熱い!アゴが熱い!!
なんと今度は、新しい境地である「熱い」という段階に入った。前回にも書いたと思うが、基本的に脱毛の痛みは輪ゴムを引っ張って手放したときに皮膚に「パシッ!」と当たるときの痛みをものすごく強烈にしたものである。どのような痛みか想像がつくと思う。この時点でものすごく痛いのだが、今回はそのあとに別の痛みが待っていた。
この「熱い」というのは、もちろんそのような事態にはなったことは無いのだが、熱で溶けた鉄をとろ~りとアゴの上に乗せられている感じである。しかもこれが何度かアゴの上を往復する感じ。めちゃくちゃ熱くて痛い。
アゴが終わったとき、僕は既に戦意喪失している状態だった。この痛みと熱が鼻下に来ると思うと、もう完全にやる気ゼロである。むしろレーザーを照射してくれる人が震える僕を気遣って「1段階下げましょうか?」とか聞いてくれると期待していた。むしろほぼ祈っていた。
湘南「じゃあ次は鼻下ですね」
僕「・・・。」
無慈悲な発言と共に、鼻下にジェルが塗られる。うん。めちゃくちゃ痛い。しかも赤い点を避けて照射するものだがら、痛い⇒離れる⇒痛いといった流れ作業になり、余計に苦痛だった。ここでも熱は若干感じた。だが、アゴと比べるとそこまで熱く感じることはなかった。
驚いたのだが、最後のアゴ下に関してはほとんど痛みを感じなかった。前回はめちゃくちゃ痛かった記憶があるのだが、とうとうアゴ下のひげはほとんどなくなったということなのだろうか。たまにチクッとする痛みはあったが、基本的にただレーザーを当てられているという感じだった。もしかしてひげが濃くない人は常にこのくらいの痛みなのだろうか。それでれば、痛くない脱毛というキャッチフレーズは間違いではないと思う。良くわからない感想を考えながら、湘南美容外科をあとにした。
脱毛後
そして脱毛後、やはりアゴはつるつるとしている。これから少しずつ時間が経てばまたひげがなくなっていき、数か月すればまたじわじわと生えてくることになるのだろうか。今回出力を上げたので相当な数のひげがなくなってくれれば助かるのだが、また何かの機会があればひげ脱毛の進捗について書いていきたいと思う。