英語勉強法:文法編
英語の文法の勉強法について。
文法の勉強方法について
英語の勉強の中で、単語に次いで勉強の成果が現れやすいのが文法だと思います。今回は、大学受験を通して急激に文法能力を鍛え、さらにこの勉強方法を応用してUSCPAにも合格できた勉強法を書いていこうと思います。ただし、基本的(というかほとんど)な流れは「勉強方法について」と「英語勉強方法:単語編」と同じになります。
使用する教材
僕が受験時代に使用した教材はこちらになります。
かなり古い本ですが、全解説入試頻出英語標準問題1100と呼ばれる文法問題集になります。今検索したら、あまりのなつかしさに感動しました。今思えば、この教材が僕の勉強方法の型をしっかりと固めてくれたものと言えます。
教材の特徴
タイトルの通り、大学受験に頻出の文法問題が1100問ぎっしりと詰まっている問題集になります。ただ、その頻出の問題集だけでなく、解説もしっかりとしているので、この問題集を解いて解説を読むだけでモリモリと文法スキルが上がるという使用になっています。
僕はこの問題集を通して、「問題集を解き、回答と解説を読んで理解する」という勉強の王道を身につけることが出来ました。この方法で、USCPAや他の資格試験も全て突破しているので、この教材で培った方法はあらゆる勉強に通用すると考えています。
勉強方法
では、この教材を使用した具体的な勉強方法を書いていきます。最初にも書いた通り、単語の暗記と基本的な流れは同じになります。
1.問題を100問×11セットに分ける
この問題集にある問題は全部で1100問なので、それを100問ずつ11セットに分けます。ここで、分野ごとにきれいに分けられないかもしれませんが、気にせずに100問ずつで区切ります。
2.とにかく問題を解く
能力が一番上がるときは実際に問題を解いて、解説を読んだときです。間違いを恐れずに、どんどん問題を解いていきます。このときに問題を解くペースを「勉強方法について」に合わせて進めていきます。以下に、僕が行ったペースについて書いていきます。
<1日目>
1セット目の100問の問題を解く
<2日目>
1セット目の100問の問題を解く
2セット目の100問の問題を解く
<3日目>
2セット目の100問の問題を解く
3セット目の100問の問題を解く
<4~7日目>
上記と同じように、前日と当日の100問の問題を解く
<8日目>
1セット目の100問の問題を解く(前回より1週間後のため)
7セット目の100問の問題を解く
8セット目の100問の問題を解く
<9日目>
2セット目の100問の問題を解く(前回より1週間後のため)
8セット目の100問の問題を解く
9セット目の100問の問題を解く
このように、1つのセットを始めてから
- 始めた日
- 次の日
- 次の日から1週間後
- 3の日から2週間後
- 4の日から1か月後
という具合に、適度な感覚を開けて問題を解いていくのです。こうすることによって、忘れる寸前くらいにもう一度問題を解くことになり、より強固な記憶として文法を覚えることが出来るのです。もちろん自信がない人は1周目を終わらせた段階で2周目に入り、そこから上記のサイクルで問題を解いていっても良いです。
このペースで進めると、8日目に300問も解くことになり、負担が大きいから無理と思われるかもしれませんが、1セット目はすでに解くのは3回目になっているので、気軽に解くことが出来ます。そして、残念ながらこれくらい、もしくはこれ以上のペースでさくさく進めているのがライバルたちであり、合格をつかむ人たちになります。
まとめ
この方法で勉強することによって、文法の内容を一気に記憶することが出来、さらに問題を解くということに慣れたので、この勉強で各セットを4回か5回(つまり約3ヶ月)解くころには相当の文法力になっていたと思います。これと、単語の勉強方法で単語力をつけたことによって、偏差値30代だった僕の英語力は一気に基礎固めが終了する段階まで引き上がることになりました。
今思うと、当時はもう少し時間に余裕があったので、160×7セットで解くペースでも良かったのかもしれません。そうすれば1週間区切りで問題集を進めることができ、さらに効率よく文法力を高めることが出来たと思います。後の祭りですね。
この方法で文法力を鍛え、単語力もある程度まで鍛えた時点で、英語力を次の段階に進める土台は出来ていると思います。次の段階とは、長文読解力です。というよりは、ただ読解力と言っても良いでしょう。要するに、英語を読む力です。次回は、こちらの鍛え方を書いていきたいと思います。受験時代ではA4の紙1ページくらいの英語を見ると「うわぁ・・・無理」と思っていたのですが、今では英語の本を1冊読み切れる程度には読解力を鍛えることが出来ました。その足がかりについて書ければと思います。