【書評】革命のファンファーレ
今回は以前から読んでみたいと思っていましたが、中々時間が取れず読めなかった本を読んだのでご紹介します。西野亮廣さんの著書「革命のファンファーレ」です。お笑いコンビのキングコングの人と言ったほうが分かりやすいかもしれませんね。
こちらになります。
【内容】
基本的には彼が出版し、かなりの冊数が売れた絵本である「えんとつ町のプペル」を中心として、その資金調達から制作、そして販売に至るまでの戦略が記載されたものになっています。机上の空論を語るのではなく、自身の経験をもとにして内容が書かれているのでよりリアルであり、さらにその資金調達、制作、販売の全ての過程において過去の前例をぶち壊す方法が採用されているため、このようなタイトルになったのだと思います。
【感想】
これまで著者に対する感想は「よく知らないが、何か叩かれている人」という印象だったのですが、この本を読んだことにより印象はガラッと変わりました。彼はお笑い芸人ではなく、僕と同じビジネスマン、しかも行動力がはるかに高い人だということが分かりました。彼もまた、常識を疑い、試行錯誤をし、失敗し、また挑戦している普通の人間でした。特に良い印象を持つ必要もありませんが、とにかくイメージで嫌いと感じている人は、立ち読みでも良いので少し彼の世界をのぞき込んではどうでしょうか。
また、この本は、ひとつの絵本の販売戦略を通して、新しい時代の、今起こりつつある変化を知れるという点で非常に読む価値があると思います。前回紹介した本である「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」の内容を現実世界に適用している良い例だと思います。ぜひ2冊合わせて読んでほしいですね。
僕もこのサイトを通して出会ったこともない人々と交流ができていると感じていますが、本当に面白い世界になりましたね。今後の変化もただ否定するのではなく、興味を持って楽しんでいけたらと思っています。年を取ると新しいことに否定的になるので怖いですね。
※ちなみに、この本を同僚に進めたのですが、「なんとなく嫌いな人なので読みたくない」とのことでした。そういった反応をしないように気を付けていきたいと思います。何かおすすめされたらとりあえずやってみる、とりあえず読んでみる、というテンポの良さを今後も忘れず頑張ります。