不動産王への道1~銀行へ電話編~
昔から不動産投資に興味がありました。
これまで不動産投資に関連する本は10冊以上読んでますし(多分もっとですが10年以上の間でじわじわ読んでいるので覚えていない)、楽待やSUUMOは暇があれば見ていることもありました。
ただ、どうしても最初の一歩が踏み出せず、これまで具体的に動いたことはありませんでした。
そんなとき、投資用の不動産ではなく、自宅用の不動産(中古の分譲マンション)を購入することになります。これで私は自分の与信を使い切り、不動産投資からは距離を置いたと思っていました。ちなみに自宅用の中古マンション購入への具体的なステップは以下で書いているのでご参考にどうぞ。
さて、そんな中、どうやら自宅をローンを借りて持っていたとしても、不動産投資は可能であるという情報が耳に入ります。これに俄然やる気を取り戻した私は、今回こそは具体的に動いてみようと思い立ちました。
これまで不動産投資に動いてこなかった大きな理由としては、結局不動産を購入するまでにどのようなステップが必要になるかがわからなかったためです。世の中の本にはそれぞれの段階でどのようなことをするべきかは書いてありますが、超具体的にどの時点でどの動きをする必要があるのかを説明している本は1冊もありませんでした。
例えば、ポータルサイトで物件を見て、良いなと思ったらその不動産屋に連絡をするのはわかります。ただ、その前に銀行に連絡して自分がどの程度の金額までならローンが引けるのかを知っておかなくてよいのか。そうせずに仮に不動産の購入申し込みをした後に銀行から融資を断られてたらどうなるのか。銀行には突然お邪魔して「すいませんこの物件買いたいんですけど融資してください」とお願いするのか。事前に口座でも開いておき「実は不動産投資に興味あるんですよね」と頭出ししておく必要があるのか。こういった辺りの細かい流れが読み解くことが出来ず、未知なものに対して過度にリスクを感じてしまい動けずじまいだったのです。
ただ、監査法人勤務である程度の高い属性を手にしているというのに、その属性を活かさないのは非常に勿体ない気がしてきました。そして年齢的にも失敗が許されるギリギリの状況だと考えて、今回ばかりは本気で不動産投資に向けて動き出すことにしました。
そこで、本ブログの原点である「自分が知りたい情報が無いのなら自分で残せばよいじゃない」の精神で、今回の不動産投資についても出来る限り軌跡を残していきたいと思います。いつか私のような人が不動産投資に興味が湧いたときに、少しでも参考になるように。
銀行に電話
正直、自分を分析してみると不動産投資に踏み出せない原因は「わからない、不明瞭な点が多すぎる」ことにつきると思っています。米国株への投資だったりふるさと納税だったり、最初は「よくわかんないなこれ」みたいなものも実際に一度やってみるとサクサク自分の人生に取り込むことが出来たので、不動産投資についても一度やり切れば人生に取り込むことが出来ると考えています。
そこで、今回からは自分がわからないことを少しずつ潰していく作業に入りたいと思います。まず自分が知りたかったのは、住宅ローンを借りている身で不動産投資用にローンを依頼できるのか、ということでした。
実際に自分が住宅ローンを借りている銀行にネット経由で「相談」ページから以下の情報を書き込んで連絡してみました。

いつもお世話になっております。現在、私は貴社から住宅ローンで居住用マンションへの借り入れを行っております。それに加えて不動産賃貸業としての投資用の不動産についても借り入れを依頼したいと考えているのですが、そちらは可能でしょうか。
見事に初心者丸出しですが、それでよいのです。知ることからすべては始まります。すると驚いたことに、その銀行から電話がかかってきたのです。
銀行との電話のやり取りでわかったこと
銀行からは、今住宅ローンで借り入れをしているが、それとは別に投資用で不動産を買うために借り入れをしたいのかと聞かれました。Yesと答えると、以下の情報を教えてくれました。
- 区分マンションローンという商品があり、以下の条件を満たすと審査が可能
- 年収1000万円以上のサラリーマン
- 不動産のエリアが首都圏
- 部屋の広さが40平米以上
- 金額上限は1億円
- 諸費用まで借入は不可能
- 大手仲介業者経由で購入する不動産のみ
念押ししたのですが、すでに住宅ローンとして借入している金額とは関係なく、1億円まで貸出可能とのことでした。もちろん属性や不動産の価値を見て判断されるとは思いますが、当初の懸念事項であった住宅ローンがあるから不動産投資が出来ない、というのは消え去ったことになります(どうせ影響はあるとは思っています)。
また、不動産に買い付け申し込みをした後に、情報を持って銀行にローンの審査をすればよいとのことでした。これでタイミングはなんとなくつかめました。この辺りは実際に購入するときにまた詳細かつ具体的な情報を残したいと思います。
それにしても相談と言えば店舗に赴き色々と話をするのかと思っていました。場合によっては呼び出しをくらって「住宅ローンの残債があるのに不動産投資とか何考えているんですかね。ふざけないでください」みたいな説教もあり得るのかなと思っていたのですが、かなり親切に説明してくれました。
ただ、あまりにも急に電話が来たので、貸出金利や一棟アパートでも貸出出来るのか、期間はどの程度までいけるのか等、重要な情報を質問することをすっかり忘れていました、というか頭にありませんでした。確実に担当者は「こいつ初心者じゃん・・・」となったと思います。
次に銀行に確認するときように、ヒアリングシートのようなものを準備してから電話しようと思います。ここは明確な反省点ですね。
それにしても、1回の電話でここまで不動産投資に対する理解度を深められるとは思ってもいませんでした。実際に購入して不動産賃貸業に踏み出すとさらに知らないことだらけで発狂すると思いますが、まずは大きな一歩を踏み出せたと前向きにとらえておきます。
これからも動きがあり次第ここに残していくつもりですので、超具体的な不動産投資の実例として温かく見守ってくれると幸いです。また挫折して更新なかったら察してください。
ではまた。