金持ち父さん貧乏父さんの英語版が英語学習に割と良かった
最近英語に触れる機会をもっと増やそうということで、Netflixで海外ドラマを見たり、英語の本を読んだりしています。そしてタイトルの通りなのですが、日本で一時期ブームを引き起こした「金持ち父さん貧乏父さん」の英語版を読んだら英語学習にちょうど良かったので紹介します。

いやぁ懐かしいですね。最初に日本語でこの本を読んだのはいつだったでしょうか。大学生かな。当時は無邪気に「金持ちになるんだ!」とか思っていましたが、気づいたらUSCPAという資格を取ってサラリーマンへ。典型的なミドルクラスの道を突き進んでいました。人生そんなものでしょうか。
今回はその話ではなく、英語学習に良かったということで、どのようなポイントが良かったのかを書いていきます。
英文が簡易
この本は著者であるロバートキヨサキ氏の親友の父親が子供2人(子供時代のキヨサキ氏とその親友)に「金持ちになるにはどうすれば良いか」を説明する話なので、そもそも書かれている英語が難しくなく、読みやすい文章になっています。専門用語に関して、あることはあるのですが、USCPA勉強者にとっては「資産」「負債」など、なじみやすい単語が多くなっていますし、そもそも本のつくりがその専門用語がどのようなことを意味するかを説明するようになっているので、慣れていない方でも読めば自然と理解できるようになっています。
内容が面白い
この本の内容は突き詰めると「ビジネスを作れ」「収益不動産を買え」ということで資産家になれというものになるのですが、その構成が金持ち父さん(親友の父親)と貧乏父さん(自分の父親)と比較して語られるため非常に面白くなっており、かつ首尾一貫して資産家になることを主張しているので明確でわかりやすく面白い内容となっています。本を読む際に自然と読み進められる内容であるのは重要な要素だと思っていますが、この本に関してはバッチリその要素を兼ね備えていると思います。
内容がちょうどよい
この本は繰り返しになりますが「どうすれば金持ちになれるのか」ということが書かれているものになります。つまり、英語で何かを学ぶという経験になるため、英語で資産とは何か、負債とは何か、どうすれば金持ちになれるのかということを身に着けることが出来ます。このブログでは何度も書いてますが、英語学習に必要なのは「英語を勉強する」ではなく「英語で何かを勉強する」という経験です。この本はその経験を得るためにちょうど良い内容、難易度になっていると感じました。
注意点として、今は流行っているかわかりませんが、過去にマルチビジネスの勧誘のときにロバートキヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん キャッシュフロークワドラント」というこの本の派生本が利用されるというのが大流行していたので、そのあたりは気をつけてください。そういうビジネスに手を出すカスは英語版で読んでいたら近寄ってこないと思いますが、念のため。結局自分でビジネスを作らないといけません。ネットワークビジネスには騙されないでください。
また、この本には投資用の不動産で資産を作る話がありますが、投資用不動産ということでワンルームマンション投資に手を出すサラリーマンも多いみたいですが、本当にこの本で書かれている「資産」になるのか良く考えてください。この本で書いている資産は「ポケットにお金を運んでくれるのが資産」ということです。毎月少しずつ赤字を垂れ流して数十年後に手に入るクソワンルームマンションの話はしていません。
ちなみに、私が最強と思っている単語帳である「DUO 3.0」の例文で使用されている英語表現が割と登場するのが個人的にツボでした。大学受験時代に必死こいて勉強した英語が今になって目の前に現れると、不思議な感動に包まれるという新しい体験もできて良かったです。